Azure
Build 2023 では珍しく App Service のアップデートもいくつか発表されました。これまでは Build のようなイベントと関係ないタイミングでアップデートが発表されることが多かったので意外でした。とはいえ Build 前に発表されたものが半分ぐらいと、新規の…
先日開催された Microsoft Build 2023 では Azure Cosmos DB の新機能が数多く公開されました。ぶっちゃけかなり大規模な機能追加となっているので、気になる機能は個別に検証しつつまずは全体として NoSQL API に関連するアップデートをまとめることにしま…
先日 Azure App Service の Premium V3 に新しいインスタンスサイズが追加されたことが発表されました。Premium V3 は Premium V2 よりも大きいインスタンスサイズ設定となっていましたが、サイズが拡充されたことでコストパフォーマンスと使い勝手が向上し…
前までは最近は Azure VM を使うことがほぼ無くなっていたのですが、最近は GPU インスタンスが必要なケースで VMSS の利用を検討することが多くなってきたので、VM Image のカスタマイズを自動化する際に役立つ HashiCorp Packer を触っておきました。Azure…
ここ数日の間に App Service の Disaster Recovery Mode が 2025/3/31 で廃止されるというメールが大量に届いていると思います。こういうメールが届くと少し身構えてしまうものですが、そもそも App Service の Disaster Recovery Mode ってなんやねんという…
去年の Build で発表されていた Cosmos DB の Burst Capacity ですが、当時は Private Preview に近い形だったのでサインアップが必要で検証をしていなかったのですが、最近何となくドキュメントを確認するとサインアップの記述が消えていたので試しました。…
App Service で個人的に一番重要な機能は Regional VNET Integration だと考えていて、この機能の追加によってマルチテナントの App Service でもセキュアなアプリケーション構成が組めるようになりました。Regional VNET Integration については既に何回も…
今朝に発表された Terraform Cloud のアップデートで OpenID Connect を利用した認証情報の取得に対応したようです。Dynamic Provider Credentials という名前で紹介されています。GitHub Actions ではほぼ OIDC のみを使うようになりましたが、一番強い権限…
昔にデプロイした Azure App Service の実行基盤はトラディショナルな Cloud Services で構築されているのですが、少し前に Cloud Services ベースで動いていた App Service が VMSS ベースに切り替わっていることに気が付きました。いつかは移行されると思…
Cosmos DB には組み込みで RDB のようにシーケンス番号を生成する機能は用意されていないので、基本的には GUID / UUID を使うことになるのですが、稀にシーケンス番号が欲しくなることがあります。RDB というか SQL Server の場合は以下のようにシンプルに…
何時から実装されていたのかは分からないのですが、Azure Container Apps の Container Apps Environment 単位でワイルドカードドメインを割り当てることで、Container Apps 単位でカスタムドメインが一括で利用できる機能が追加されています。App Service E…
2022 年も仕事で Cosmos DB と Change Feed を無限に使ってきたので、2022 年最後の日のブログはそれに相応しい Cosmos DB の話題で締めたいと思います。*1何気なく仕事で Cosmos DB と Change Feed を使っていると、時々 Change Feed は変更履歴を別で持っ…
App Service Authentication と ASP.NET を組み合わせて使うと、自動的に Thread.CurrentPrincipal に App Service Authentication で認証したユーザー情報を格納してくれるので、アプリケーション側では Request.IsAuthenticated や User.Identity でログイ…
Preview が公開されてから 1 年以上が経過しましたが、ようやく Azure Functions の Cosmos DB Extension v4 が正式リリースされました。信頼性とパフォーマンスが大幅に改善、更に機能が追加された Cosmos DB SDK v3 ベースになっているので、現在 Extensio…
しばらく前から Azure Functions で Event Hub Trigger と Timer Trigger 以外で Retry Policy を設定している場合に、以下のような警告が起動時に出るようになりました。 [2022-11-19T08:19:24.241Z] Soon retries will not be supported for function 'Fun…
Azure Functions の特徴として各サービスとのバインディングとトリガーの存在があります。Function の実装ではどのバインディングやトリガーを使っているかという情報を Function Host やスケーリングを担うサービスに伝える必要があり、そのためのメタデー…
既に Ignite 2022 が終わってしばらく経ってしまいましたが、App Service 周りで興味深いアップデートがひっそりと行われているので、Ignite の前後に発表された内容を含めて個人的に気になったものだけまとめます。Ignite 2022 に合わせて発表された App Se…
Cosmos DB を正しく利用する上で一番重要となるのがパーティションキーの設計ですが、Cosmos DB には一言でパーティションと言っても論理パーティションと物理パーティションの 2 種類が存在しています。この辺りの話は公式ドキュメントでも軽く触れられてい…
以前に Azurite と Cosmos DB Emulator を使って GitHub Actions / Azure Pipelines でテストを実行する方法を書きましたが、Ubuntu Runner と Service Containers を利用した方法だったので Windows Runner では実質的には使えない方法でした。理由としては…
最近は移行絡みで Azure に ASP.NET アプリケーションを Session State 付きでデプロイすることが多いので、Azure 上で Session State を使う際のベストプラクティスを確認しておきました。この記事で触れるのは .NET Framework の ASP.NET であって、.NET 6…
アプリケーション開発で地味に難しい認証周りですが、Azure の Web Apps / Static Web Apps / Container Apps には認証機能が組み込まれているため、コードを修正することなく追加できるので非常に便利です。既に何回もブログで扱っているので、基本的な使い…
Azure Cosmos DB は複数の API に対応したサービスとなっているので、利用している言語向けに Cosmos DB ネイティブの Core (SQL) API の SDK が提供されていなくても、代わりに Mongo や Cassandra の SDK を使って Cosmos DB を使ったサービスを開発するこ…
Azure でコンテナー系のサービスを利用する上で必須となる Azure Container Registry ですが、実際に利用する上で割とハマりがちなポイントとして Admin user の存在があります。Azure Container Registry での認証については以下のドキュメントにまとめられ…
暫く触っていなかったのですが、若干 Windows Containers が必要になりそうな気配を感じ取ったので、最新の Windows Containers 事情と Azure / GitHub での扱いについて再度確認しました。Windows Containers を使って動かしたいアプリケーションは Classic…
先日 Static Web Apps に Azure Functions 以外の API を簡単に持ち込める機能が追加されました。App Service / Container Apps / API Management の 3 つを追加で持ち込めるようになったので、API が多いアプリケーションも Static Web Apps でホストしやす…
この間 Azure Container Apps への自動デプロイの構成を Azure Portal の Continuous deployment から設定したら、予想以上に適切な Workflow ファイルが生成されたことに感動したので書いています。あまりにも感動したので Twitter にも書きましたが、リポ…
個人的に GitHub で要望を挙げていた機能でもあるのですが、Static Web Apps の BYOF 機能が拡張されて Azure Functions 以外の API を持ち込めるようになりました。Azure Functions はシンプルなプログラミングモデルを持っているので、簡単な REST API で…
Azure Repos を使って Monorepo 構成を採用している場合には、Azure Pipelines はそれぞれのプロジェクト単位で実行させたいので、トリガーの設定でパスを指定して実現します。例として backend というディレクトリが変更された時だけに Pipeline を実行させ…
Azure には Docker Image を指定するだけで簡単に動かせるサービスがいくつかあり、その中でも Container Instances は非常に起動が早くてシンプルなので利用範囲が広いのですが、オーケストレーターが存在しないので並列処理のように複数立ち上げたい場合に…
2022 年 5 月の Azure SDK アップデートを確認していると、Event Hubs SDK に Buffered Producer Client が追加されたという情報を得ました。明らかに面白そうなので、実際に動かして挙動を確認してみました。必要な Event Hubs SDK はバージョン 5.7.0 にな…