Azure
Ignite 2019 のタイミングで Azure Functions v3 のプレビューが正式に公開されましたが、Azure Functions SDK 側の問題で .NET Standard 2.1 ターゲットのライブラリ*1が使えなかったので弄って来ませんでした。その後 Runtime も一時的に非公開になりまし…
ここ最近は Azure Functions と Append Blob を組み合わせて、非常に便利かつスケーラブルな処理をシンプルなコードで書くことが多かったので紹介します。割と地味な立ち位置の Append Blob ですが、Serverless や Event-driven なコードとの相性が良かった…
Surface Pro X を買うためにハワイに行ってたのでキャッチアップが遅れましたが、個人的な興味を持っている App Service 周りに関して Ignite 2019 での発表を軽くまとめました。App Service Team のブログに関連するセッションリストが載っているので楽です…
待望の App Service 向けに無料 SSL/TLS 証明書が発行できる App Service Managed Certificate がプレビューとして公開されました。既存の App Service Certificate とは全くの別物です。Azure Updates やドキュメントにあるように、あらかじめカスタムドメ…
これまでは App Service の Premium 以上でしか使えなかった Clone App 機能が、いつの間にかに Standard でも使えるようになっていました。ドキュメントの履歴を見る限りでは 6 月ぐらいには Standard でも解放されていたようですが、アナウンスはされてな…
昔から ARM Template では Web Deploy を使ったトラディショナルなデプロイに対応していましたが、ちょっと前に Windows の Web Apps と Azure Functions では Zip Deploy が使えるようになっていたようです。ちなみに Web Deploy を使ったデプロイは、昔か…
既に Azure Pipelines などを使って自動デプロイの環境を構築している場合は、ほぼ全てで Zip Deploy が使われているはずですが、App Service には FTP と Web Deploy がデプロイ方法として提供されているので、塞いでおかないと Visual Studio から手動デプ…
API Management を使えば Azure AD を使った認証をサクッと有効化出来ますが、もっとライトに組み込みたいと思ったので Azure Functions の機能を使って同じように実現できるかを調べました。当然ながら Easy Auth は App Service の機能なので、Azure Funct…
最近は App Configuration と Key Vault を使っていい感じにアプリケーションの設定を扱う方法をいろいろと考えていましたが、App Configuration を使う必要が本当にあるのかと思い始めたので書き出して整理します。今回実現したい内容は以下の通りになりま…
最初から Terraform を使って Azure のリソースを作成できれば問題ないですが、多かれ少なかれ既に手動で作成済みのリソースがあって、それを Terraform 管理下に入れたいケースが多いと思います。既に Azure と Azure Pipelines での Terraform の利用につ…
Cosmos DB .NET SDK v2 の時は LINQ への変換が結構イマイチで、直接 SQL を書くことが多かったですが v3 ではかなり改善されているので、大体のクエリは LINQ だけで書けるようになっていました。対象が v2 か v3 なのかハッキリしませんが、ドキュメントも…
Azure AD B2C は後ろが Azure AD なのでユーザー情報は Graph API を使って色々弄れます。Microsoft Graph を使ってユーザー情報を取得したりできますが、B2C に必要なプロパティが Microsoft Graph だとまだサポートされていないので、Azure AD Graph を使…
.NET Core 3.0 が GA してから 3 週間近く経ちましたが、ぼちぼち App Service と Azure Pipelines で .NET Core 3.0 が利用可能になってきました。App Service は今のところ Windows のみ対応しています。*1両方のサービスに SDK がインストールされて終わ…
ぼちぼち ARM Template を JSON で書くのが限界と思い始めてきたので、Terraform を使って Azure リソースの管理をやっていこうという気持ちになりました。Terraform で使われている HCL は JSON で書く ARM Template よりも読み書きがしやすいのと、CI/CD …
ちゃんと触ったのが 2 年前と古く、ASP.NET Core も 2.0 の時だったので最新の情報でもろもろキャッチアップし直しました。基本的に Azure AD が嫌いなので B2C も Azure AD ベースでなければという気持ちが強いのですが、価格的に競合よりも使いやすいので…
タイトルの通りですが、.NET Core 2.2 では問題なくデプロイ出来ていた Azure Functions のプロジェクトが、.NET Core 3.0 のインストール後に失敗するケースが一部で発生するようです。先に解決策を書いておきますが、Microsoft.NET.Sdk.Functions を最新版…
前に設定周りを全て App Configuration と Key Vault に一元化する方法を紹介しましたが、ローカル環境ではデバッグの度に Access Token と値の取り直しが必要になるので、そこそこオーバーヘッドが大きいです。ちなみにデプロイすると起動のタイミングで 1 …
アプリケーションが 1 つとかの場合は App Service の App Settings や Connection Strings を使って設定すれば良いのですが、数が多くなったり環境が増えてくると大体管理しきれなくなって破綻する傾向にあります。Infrastructure as a Code の考えで ARM T…
Azure Storage への Managed Identity と RBAC を使ったアクセスが前に GA しましたが、試してなかったので使い方を確認しました。あとは App Service と User assigned managed identity の組み合わせもちゃんと試してなかったので、折角なので同時に使って…
Managed Identity が非常に便利なのでいろいろと使ってしまうわけですが、Azure Portal 上だとリソースに対して割り当てたロールは見れるのに、特定の Managed Identity やユーザーに割り当てたロールが見れないので不便です。権限管理という点では望ましく…
Durable Functions v2 beta 2 で Durable HTTP という機能が追加されました。クリス氏が Tweet で説明しているように、アクティビティ関数無しでよい感じに 202 Accepted のポーリングを行ってくれる便利機能です。非同期処理の開始を 202 Accepted で通知し…
Run From Package に関するドキュメントを眺めていたら、Linux の Premium Plan に対して Run From Package が使えそうな記述があったので試しました。暫く Linux の App Service を触っていなかったので、知識のアップデートを兼ねてます。まずは Linux の …
Template Deployment を使って Azure リソースをデプロイする際に、同時に RBAC 周りの設定を行いたいケースがあったので、世界のぶちぞう RD に聞いたら教えてくれました。結局は後述する制約によって上手くいかなかったのですが、折角なのでメモとして残し…
Twitter で ASP.NET Core / Azure Functions のローカライズに関する話になった時に、そういえば試してなかったなと思ったので一通り触って理解を深めておきました。考えられる部分、全て触ってみたので非常に長くなりました。概要を先にまとめます。 規約ベ…
.NET Core / ASP.NET Core で追加された Dependency Injection は Task ベースの Factory は用意されておらず、ドキュメントではサービスの解決は同期的に行うよう推奨されています。とはいえ、Task ベースでの初期化が必要な場面がちょいちょいあるので、何…
勝手に付いてるだろうと思っていましたが、Azure Functions の場合は Application Insights の各テレメトリにバージョンが付いていなかったので、ITelemetryInitializer を使ってカスタマイズすることにしました。ASP.NET Core の場合はデフォルトで付いてい…
現実問題として 1 つのリポジトリに 1 つだけアプリケーションが存在するというケースはあまりなく、大体は複数のアプリケーションをそれぞれデプロイする必要があります。アプリケーションが 1 つだけであっても、別のリージョンに DR としてデプロイしてお…
Azure Functions なプロジェクトのビルドで Azure Pipelines を使っていたところ、手元ではビルド出来ていたコードが Azure Pipelines だとビルドエラーになってしまったので、最適な解決策を調べていました。具体的には C# 7.1 以降のコードが Azure Pipeli…
Azure Pipelines の YAML だと使えない機能だったデプロイの承認が、ちょっと前に使えるようになっていたらしいです。Pipeline Caching ばかり見てたので気が付きませんでした。承認を使いたいケースが地味にあるので、手元のプロジェクトで試してみました。…
Azure Pipelines は YAML を使ってスクリプトを書くだけではなく、予め用意されたタスクを使って面倒な処理をシンプルに書くことが出来ますが、地味にはまるポイントも多いのでよく使う定義をメモしておきます。YAML Schema 読めば大体は理解できるはずです…