Azure DocumentDB や Azure Search が追加されたのと同じタイミングで、Azure Web サイトの新ポータルでの管理機能が強化されていました。特に Kudu の Process Explorer と同等の機能が標準の機能として追加されたのがとても大きいと思います。
しかも、Kudu ではスケールアウト中はどれか 1 つのインスタンスに対してのみ操作が可能だったのに対し、新ポータルに追加された Process Explorer では全てのインスタンスのプロセスを操作することが出来るようになりました。
稼働中のプロセス一覧はインスタンス ID でグルーピングされて表示されています。
プロセスを選択すると、さらに詳細な情報が表示されます。このあたりは Kudu の Process Explorer と同じ機能が使えるようになっているようですね。
なので、読み込まれているモジュールやハンドルの一覧も見れます。
極めつけは CPU 使用率、スレッド、メモリ関連の情報をグラフでわかりやすく表示する機能です。
このあたりは Kudu の Process Explorer には無かった機能ですね。
Web サイトを使う場合には現行ポータルよりも新ポータルの方が機能が増えてきたのと、Traffic Manager 以外の機能は全てサポートされているので、そろそろ本格的に使っていっても良い頃合いだと思います。
WebJobs SDK
新ポータルの強化と同じ日に、Web サイトの WebJobs SDK が 0.4.0-beta にアップデートが行われました。
Announcing the 0.4.0-beta preview of Microsoft Azure WebJobs SDK | Microsoft Azure Blog
個人的に気になる更新内容は async / await を使った非同期処理に対応した点ですね。async を付けて Task を返すようにするだけで、タスクベースの非同期処理を簡単に使えるようになりました。
NuGet のパッケージ ID と名前空間が 0.3.0 からまた変わっているので、その点だけ注意が必要です。
Azure WebJobs SDK のバージョン 0.3 が公開されてました - しばやん雑記
今後は Microsoft.Azure.WebJobs で安定すると信じたいですね。