ウラジオストクに着いたタイミングでやることは、まずはインターネットの開通とキャッシングを利用してルーブルを用意することです。空港で両替するより、キャッシングを使った方が圧倒的にレートが良いです。
例によって AIS のローミング SIM を Amazon で購入し、SIM ロックを解除済みの iPhone 8 Plus に入れて使っていました。大体の場所では 4G で繋がってくれます。
4G で通信できるのは 4GB ですが、ホテルの Wi-Fi は大体無料で使えるので、困ることはないでしょう。
基本的にウラジオストク市内では 4G での接続が行えますが、店内の奥などでは 3G や 2G に落ちることが多く、更には圏外になってしまうこともあるのでちょっと弱めです。
今回は何故か Rostelecom の回線からでも LINE を使ったやり取りが行えました。
数年前から SNS 系は通信制限がかかっていたはずなので、ローミング SIM を使って回避するのが定番でしたが、ワールドカップ期間中だったからかもしれません。
ローミング SIM を買うより、現地で SIM を購入した方が圧倒的に安くてデータ量も多いのでお得です。正式に解禁されているのであれば、MTS などを使った方が良さそうですが未確認です。
さて、今回もウラジオストクから Azure の各リージョンへのレイテンシを雑に調べてみたのですが、去年調べた時とは異なり一番近いリージョンは Japan East / West となっていました。
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2018年7月14日
前回は日本が物理的には一番近いにもかかわらず、ルーティング的には地球を一周するルートになっていましたが、劇的に改善しています。理由はよくわかりません。
traceroute も使ってみましたが、Azure Storage に対しては劇的に hop 数が減っています。
ウラジオストクから Azure Storage へのルーティングが変化してる pic.twitter.com/ThBxeXvfLf
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2018年7月15日
Rostelecom のネットワークを出た瞬間に Microsoft のネットワークに入っているので、日本海を渡るルートが使われているような感じですね。
ちなみに App Service の場合は前回と同様に地球一周ルートのままでした。ネットワーク系は詳しくないので、この辺りの理由はさっぱりですが、変わっていて興味深いです。