最近は忙しかったのと Windows Containers ばかり弄っていたので遠ざかってましたが、そろそろ App Service on Linux は GA が近くなってきた気がしますね。リージョンは毎週のように増えていますし。
というわけで個人的なまとめを少しだけ。気になる部分は試していくことにしています。
Japan West が追加
7 月には Japan East が追加されましたが、ちょっと前に Japan West でも使えるようになりました。
新しめのサブスクリプションでは Japan West に作れない気がしますが、何はともあれ App Service on Linux は Japan East / West の両方で使えるようになっています。
本社からの日本への期待が高いということなのかもしれません。
Node 8.0 / 8.1 がサポート
カスタム Docker Image を使っている場合には関係ないですが、標準のランタイムスタックで Node 8.0 と 8.1 に対応していました。GitHub を使った CI / CD で簡単に使えるはずです。
.NET Core 2.0 のサポートはまだのようですが、こっちもそのうち対応するのではと思います。
Docker のログが大幅に改善
これまで App Service on Linux で致命的だと思っていた Docker ログの確認が非常に難しいという問題が、ついに解消していました。ファイル名は日付 + マシン名となっていて、スケールアウト時にも安心。
欲を言えばディレクトリを切って欲しいとか、Azure Storage への転送が欲しいとかありますが、そのうち対応してくれればいいかなという気持ちです。
ログにはタイムスタンプが付いているので、トラブルシューティングが格段に行いやすくなりました。
何気に docker run のコマンドも出力されているので、挙動を調べるのにも便利です。
そして Docker Container のログ出力にもいつの間にか対応していたみたいです。
Azure Portal を見ると確かに設定が増えているので有効にすると、アプリケーションが標準出力に書き出している情報も、上のログファイルに出力されるようになりました。
ただし、現状は一度有効にすると無効に出来ないみたいなので、フォーラムで問合せしています。
Azure Container Registry との連携強化
これまでも Docker Hub からの CD には対応していましたが、Azure Container Registry とも CD 出来るように強化されています。Azure サービスとの連携は強化していってほしいです。
Container Registry を選ぶと、自動的に格納されているイメージやタグがドロップダウンリストで表示されるので、かなり設定が行いやすいです。なお ACR の Admin は有効化必須です。
CD を試してみましたが、思ったような挙動にならなかったので、これもまたフォーラムで聞いています。解決策が分かればブログでまたまとめてみようかと思います。
久し振りに触ってみた感じとしてはインフラ周りの挙動は大幅に安定していました。早く仕事で使いたい。