去年に Azure CDN と Akamai の統合という話が出てきていた割にまったく動きが見えませんでしたが、突然 Akamai 対応が GA したようです。喜ばしいですね。
気になる料金は、日本だと 1GB 当たり 14.08 円です。これまでの EdgeCast と同じ値段となっています。
ちなみに Akamai が増えたので、これまでのプランは from Verizon と付くようになりました。
Akamai は EdgeCast を使う場合に比べて、機能が少なくなっています。Analytics や Content Load が使えないのはちょっと残念な感じがしますが、昔の Azure CDN と同じ機能は持ってます。
少し前に追加されたコンテンツの圧縮は Akamai でも使えるようになっています。
他の設定も EdgeCast な Azure CDN と同じです。Purge は使えますがワイルドカードはダメみたいです。
一応 nslookup を叩いてみると、確かに Akamai なことが確認できました。
実際にエンドポイントを追加して試したところ、Akamai の場合は EdgeCast よりもエッジサーバーに反映されるまでにかかる時間が劇的に短いことが分かりました。
去年、実際に新しい Azure CDN に移行した時、ファイルがなかなか反映されずイライラしました。
Azure CDN、じわじわとファイルごとに反映されていくのが不便でしかない
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2015年12月7日
Azure CDN、とにかく反映されるまでが遅い
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2015年12月7日
しかし、Akamai で Azure CDN を使うとエンドポイントを追加してすぐに反映されていました。追加時のスピード感は Fastly 並みと感じましたが、Purge は例によって凄く遅いです。
同じ価格なら Akamai を選ぶかなという感じはしますが、機能差があるのでそこだけ注意したいです。