SendGrid について久しぶりに調べていたら、中井さんから FAQ のページを教えてもらいました。
@shibayan 最近頑張ってFAQどんどん追加していってるんで見てみたら他にも新たな発見あるかも知らんすよ。
https://t.co/nSKeLpN0ny
— Kansuke (@nakansuke) 2015, 1月 18
そもそもこの Zendesk の存在を知りませんでした、大変申し訳ございません。もう下座るしかない。
一通り内容を見て、個人的に知らなかった機能や制限をピックアップしました。
Web API で送信できるのは UTF-8 のみ
Web APIでUTF-8以外の文字コードでメールを送信することはできますか? – サポート
最近のガラケーのメールサーバーは UTF-8 を自動的に Shift-JIS とかに変換してくれる機能もあるっぽいので、あまり気にしなくてもいいかもですね。でも、確実に読めるとは言えないので注意したい。
SMTP だと UTF-8 以外のエンコーディングで送信出来るようです。*1
メール全体のサイズは最大 20MB
送信するメールや添付ファイルのサイズに制限はありますか? – サポート
そんなに馬鹿でかいメールを送信することは無いと思いますが、ユーザーにファイルを添付させたり、インラインで画像を表示させる場合とかに気を付けたいですね。
そういえば Inbound Parse Webhook で受信できる最大サイズも 20MB でしたね。
The total message size limit, including the message itself and any number of attachments, is 20MB.
Inbound Parse Webhook - SendGrid Documentation | SendGrid
SendGrid で扱えるサイズは最大 20MB と覚えやすい感じありますね。
送信テスト用のメールアドレス
送信にどれくらいの時間がかかるかテストしたいのですが? – サポート
@sink.sendgrid.net というメールアドレスがテスト専用に用意されているようです。レピュテーションとかに影響しないらしいので、下手にテスト用アドレスを用意するよりも便利だと思います。
テスト用だからといって、送信が無料になるということではないみたいなので注意。
ガラケーの RFC 違反メールアドレスに一部対応してた
日本の携帯電話向けのメール配信にも対応していますか? – サポート
ただし、C# クライアントを使うと MailAddress クラスを内部的に使ってる関係上、送信する前段階で例外になってしまうので注意。
避けるためには Web API を自分で叩くか、他のクライアントを使うのが安全ではないかと。
受信者のメール受信環境を統計情報として確認
受信者のメール受信環境(ブラウザ、メールソフト等)を知ることはできますか? – サポート
操作マニュアルをダウンロード出来ていないので仕組みは良く分かってないのですが、恐らくは Open Tracking で埋め込まれた画像を取得する時に使われた User-Agent から色々と解析するのでしょう。
SendGrid の Beta 版を使うと、もうちょっと色々と見れるようになったみたいです。ちなみに 1/14 のアップデートで追加された機能のようで。
New Beta Features
(January 14th Update)NEW - GEOGRAPHICAL STATS!
Get stats by different geographical regions.
NEW - ESP COMPARISON STATS!
Get stats by different email service providers.
NEW - BROWSER COMPARISON STATS!
Get stats by different browsers.
NEW - EMAIL CLIENTS & DEVICES STATS!
Get stats by different email clients and devices.
Open / Click Tracking を有効にしていないと見れないみたいですが、ESP Comparison Stats は特に何の設定も必要なく見れました。
Delivered / Bounces / Drops といったステータスごとに確認出来ました。*2