しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Azure Web サイトの Kudu が更新されて DaaS の統合や細かい修正が行われていた話

今日 Kudu を確認するとバージョンが上がっていました。パッと見で分かる部分で Tools メニューに「Download deployment script」と「Support」というメニューが増えてました。

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Download deployment script は名前から分かるように、Custom deployment script をダウンロードする機能です。zip で全てのスクリプトをダウンロード出来ます。他の機能に関しては個別に紹介していきます。

Azure Websites Support

Support を選ぶと新しい Azure Websites Support という画面が表示されます。まだプレビューのようです。

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Analyze を選択すると、見慣れた DaaS の画面が表示されます。Diagnose Now を選択すると DaaS の WebJob がインストールされて、ログを収集できるのは今まで通りです。

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Observe のグラフは特に何もしなくても表示されるみたいです。

実際に少し動かしてみると、秒単位でリアルタイムのリクエスト数や HTTP エラー数を収集していることが確認できました。良く出来ている印象ですね。

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そして面白いのが、このページは iframe で別サイトを読み込んでいるので、ドロップダウンリストから自分が持っているサイトへの切り替えも出来るようになってます。

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これからも機能は増えていきそうな感じがします。今後に期待したいと思います。

Process Explorer の修正

前の修正で IIS のワーカープロセスが SCM かどうかのバッジが付くようになりましたが、今回は WebJobs のプロセスかどうかのバッジが付くようになりました。

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ちなみに、httpPlatformHandler で起動したプロセスには何もつかないので、内部的には WebJobs と httpPlatformHandler でプロセスの起動が少し異なっているようです。

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この機能は新ポータルの Processes にも欲しいですね。

環境変数の追加

REGION_NAME 環境変数が追加されて、今の Web サイトがどのリージョンで動いているかアプリケーション側から取得できるようになりました。

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そして SITE_BITNESS 環境変数は現在のワーカープロセスの 32bit / 64bit どちらで動いているか知ることが出来るようになりました。

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ASP.NET では Environment.Is64BitProcess プロパティで判別できますが、それ以外の環境向けという感じですかね。ちなみに 64bit の場合には AMD64 となります。

ユーザーアイコンの表示

最後になりますが、メールアドレスの横に Gravatar で登録されたアイコンが表示されるようになりました。

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徐々にアングラ感が減ってきていい感じだと思います。