しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

M2 iPad Pro が iPadOS 16.2 アップデートで Wi-Fi 6E に対応したらしいので買ってみた

去年に引っ越した際にフレッツ光クロスの導入と 10 GbE + Wi-Fi 6E 対応ルーターへの買い替えを行ったので、いつでも Wi-Fi 6E デバイスを迎えられる環境でしたが、技適の関係で Wi-Fi 6E を掴めるデバイスが手元にゼロという悲しい状態でした。

新しく購入した Intel NUC が AX211 搭載だったので Wi-Fi 6E 対応を期待していましたが、技適の関係で空振りした件は以下のエントリを参照してください。

iPhone 14 Pro Max も Wi-Fi 6E に対応していなかったし、Surface Laptop 5 はプロセッサが期待外れだったので確認はしばらく無理だと思っていましたが、M2 搭載の iPad Pro が iPadOS 16.2 へのアップデートで Wi-Fi 6E に対応したという情報が飛び込んできました。

iOS 系は技適周りが元々電磁的表示だったので比較的対応が簡単だったのかもしれません。

既に M1 の iPad Pro を使っているので買い替えする必要性が無いなと思っていたら、イオシスで M1 iPad Pro の下取りが異常に良かったのもあり、Wi-Fi 6E の確認のために購入してみました。

表参道の Apple Store での受け取りを申し込んだので、あっという間に手元にやってきました。Smart Folio は M1 iPad Pro と互換性があったので、そのまま利用しています。

早速肝心の Wi-Fi 6E への接続を試してみましたが、以下のように 6GHz への接続を行うと制限付きの互換性という警告が表示されるようになりました。

ぶっちゃけ特に互換性について影響が出ているとは感じていないのですが、以下のドキュメントによると Apple 曰く SSID は全ての帯域で同じにすることを推奨しているようです。

以前ノート PC から全ての帯域を同じ SSID にしているネットワークに接続した際に、5GHz ではなく 2.4GHz を掴み続けるという事象が発生して以来、帯域毎に SSID を分けるようにしているので警告は無視することにしました。何故か nasne の初期ペアリングに失敗しましたが、それ以外は問題は発生していません。

ぶっちゃけ M1 と M2 で Wi-Fi 6E に対応した以外は特に目立った変化はないのですが、M2 iPad Pro は 6GHz の場合のみ 160MHz 幅に対応しているらしく、通信速度が劇的に向上しました。

以前に確認した 11ax の 160MHz に対応した Surface Laptop 4 と同じぐらいの速度が出ています。

Apple が公開している仕様を確認すると、5GHz では 80MHz 幅までの対応ですが 6GHz では 160MHz 幅に対応しているため、最大 2.4Gbps へと向上していました。

iPad Pro のメインの用途は Kindle で本を読んだり、nasne で撮りためた番組を見たりと、通信速度が上がるとストレスが減るものばかりなので、これは嬉しい誤算でした。

来年の iPhone 15 Pro では Wi-Fi 6E と 160MHz 幅への対応を期待したいですね。