別に Mac が嫌いになったとかそういうわけではないですが、長い間 MacBook Pro しか使ってこなかった生活に別れを告げた話を思い出っぽく書きます。単なる自己満足です。
Windows 開発ばかりやってきた人間が、何故 MacBook Pro を買い続けてきた理由の裏返しです。
必要性が低下した
MacBook Pro の主な利用用途だった iOS / Xcode を利用した開発ですが、最近は Visual Studio と VSTS があれば大体賄えるようになってきました。実機の確認には Live Player とかもあるみたいですし。
Xamarin Live Player for Xamarin.Forms - Xamarin | Microsoft Docs
とはいえ、最近は Xamarin を使った開発を全くやっていないので、Mac じゃなくてもいいかなぁと思っていました。使う分には iPad Pro と iPhone 8 Plus で満足しているから、という理由もあります。
大体の環境をクラウドに置くようになった
これまで MacBook Pro と Boot Camp を使えば Windows と Mac 両方の環境を 1 台で済ませられることが利点だったのですが、最近は必要な環境を Azure VM 上にカジュアルに立てて捨てるを繰り返してきました。
Windows では使えないツールを使いたい場合は、適当に VM を選んでログインするだけで済むようになったので、Windows だけで良いかなと思い始めました。
Surface の完成度が向上した
ぶっちゃけ Microsoft が Surface シリーズを出すまでは、世の中にはダサい Windows マシンしかなかったのと、メーカー品には一生使わないであろうゴミのようなプリインストールソフトが満載で、さらにドライバーの入手性も問題としてありました。
なので、私は Late 2008 からずっと Boot Camp を使って、主に Windows マシンとして使ってきました。
しかし Microsoft が純正といえる Surface シリーズとして、ちゃんとアップデートされるファームウェアやドライバ、そして余計なソフトウェアが入っていないハードウェアを出した結果、徐々に Surface への移行を検討してきました。
今年の頭には Surface Pro 4 を処分価格で買って、いろいろと検証してきました。
実際に購入したばかりの Surface Book 2 を使ってますが、完成度やスペックが高いため不満はありません。もはや Windows Hello が使えないマシンを扱う気にはなれないぐらいです。
パワー不足を実感した
モバイル向けの CPU では 2-4 コアが限界ですが、Visual Studio と ReSharper などの拡張がいろいろ入った状態で使う場合には、最近は特にストレスフルな状態が続いていました。
特に Razor の編集では 1 文字のタイプに数秒とか異常な状態で、仕事に支障が出ていました。
一瞬 iMac Pro も検討しましたが、コスパがあまりにも悪いのと macOS を使う機会がもはやほぼないので、今回のように自作することにしました。
久し振りに自作しましたが、目いっぱい CPU やメモリ、ストレージをこだわって載せれるのは良いですね。Windows Update だけでドライバーも全て入りましたし。
これまで使っていた MacBook Pro も家からほぼ出さず、据え置き状態だったのでデスクトップマシンでも何の問題もありませんでした。持ち運びの用途は Surface Book 2 が担ってくれています。*1
Boot Camp が終わりそうだった
地味にこれが一番決め手となった気がします。もうサポートが継続されない予感が凄かったです。
昔は macOS のメジャーアップデートと一緒に Boot Camp のバージョンも上がってきたのですが、最近はめっきり更新が無くなってしまったので、そろそろ終わるんだろうなーと思いました。ARM 版とかの話も出てきてましたし。
というわけで、上記の理由があって MacBook Pro を引退させることにしました。2 台あるので新しい 1 台ぐらいは普通の macOS として残しておこうかなと、少し思っています。
*1:1.6kg は思ったよりも重かったけど…