しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Windows Phone 8.1 向けに作ったアプリを Windows 10 Mobile 向けに作り直してみた

最後に更新してから 1 年ほど放置していたアプリが、実はダウンロード数が順調に伸びていたのと MADOSMA Q601 を買ったので Windows 10 Mobile に作り直してみました。

作り直したと言っても、WinRT から UWP への変更点としてはプロジェクトファイルぐらいみたいですが、project.json 周りで嫌な思いしたくなかったので新規にプロジェクトを作りました。

UWP プロジェクトに既存のコードをコピーして、ビルドすると大体移植は完了といった感じです。しかし、アイコンサイズが大きく変わっているため、UWP Logo Maker で作り直しました。

基本的には透過画像が好まれますが、StoreLogo 系だけは背景色を付けておかないと、ダッシュボードでの表示が残念なことになります。リリースするともっと悲惨になったかもしれません。

あと、今回は Mobile 向けなので Package.appxmanifest の TargetDeviceFamily を Windows.Mobile に変えておきました。これで Mobile をターゲットにしていることになるらしいです。

<Dependencies>
  <TargetDeviceFamily Name="Windows.Mobile" MinVersion="10.0.10240.0" MaxVersionTested="10.0.10586.0" />
</Dependencies>

ストアに出すときに嵌ったのが、デフォルトテンプレートでは MinVersion と MaxVersionTested が 10.0.0.0 になっていて、審査前にリジェクトされたことでした。

UWP なので Windows 10 Mobile 以外でも動作しますが、ストア側で Mobile のみ配布するようにしました。

f:id:shiba-yan:20160802234551p:plain

運悪く土日を挟んでいたため審査には時間がかかり、さらにストアへの情報反映までにはもっと時間がかかりましたが、何とか UWP 版のリリースまで行えました。

今後も Feedback Hub への対応や、IAP の実装などいい感じの実験アプリとしてリリースしていきます。

Windows Phone 8.1 への対応を打ち切って、UWP 版だけのリリースにしてしまいましたが、世界的に見ると Windows 10 Mobile のシェアは Windows Phone 8.1 の半分以下らしいので、かなり早まった感があります。

このスライドは AdDuplex が毎月公開しているものですが、今回は何故か日本のシェアについて特集されているので読んでみると面白いと思います。特に Lumia がシェア 1 位の部分とか突っ込みどころだと思います。