Logic Apps の公式 Twitter アカウントが新しいデザイナーのリリースを教えてくれました。
New Designer, Better Deployments. Check out this blog post on how to deploy to the Preview Refresh - https://t.co/jMJGEeoKGm
— Azure Logic Apps (@logicappsio) 2016年2月24日
今回のアップデートは Preview Refresh と呼ばれるものになるみたいです。GA も割と近そうですね。
ぶちぞうさんに話したところ、ドキュメントも大量に更新されているらしいです。
以前に少し Twitter などで教えてもらった通り、アーキテクチャが結構変わっていました。これまで必ず作成されていた Gateway や Connector が実行される Web Apps が存在していません。
ポータルで見た時に、それぞれの Connector でごちゃごちゃになったりしないので、かなり良い改善だと思います。デザイナーも横に並べていくタイプではなく、縦スクロールになりました。
トリガーは種類が増えた気がします。特にマニュアルトリガーはこれまでは JSON を直接編集しろという鬼仕様だったのですが、ちゃんと選択可能になっていました。
ちなみにマニュアルトリガーの Logic Apps を実行させるには、エンドポイントに Authorize ヘッダー付きのリクエストを投げます。知らなかったのですが、プロパティにアクセスキーが用意されています。
http://blogs.msdn.com/b/logicapps/archive/2015/06/24/calling-logic-apps-from-an-http-action.aspx
話を戻して、デザイナー上で Trigger を選択するとアクションを追加するか、条件分岐を追加するかという表示が出てきます。これは以前は無かった機能だと思います。
アクションを追加すると、選択可能な Connector の一覧が表示されます。このあたりは以前と種類はあまり変わっていないと思います。ちゃんと Slack にメッセージを送信する Connector も用意されています。
利用可能な Connector の一覧は、既にブログに用意されています。個人的には Bing Translator とか Twilio を使ってアプリを作ってみたいと思いました。
http://blogs.msdn.com/b/logicapps/archive/2016/02/23/azure-logic-apps-connectors.aspx
アクションではなく条件分岐を選択した場合、条件式を作成するフォームが選べます。Advanced Mode を選ぶと、専用の関数的な何かで条件を書けるみたいです。
そして条件が true か false かで更に処理を繋げていけるようになっています。
作成した Logic Apps はポータルを使うと簡単にマニュアルトリガーのキックが出来るので、開発中はマニュアルにしておいた方が楽だと思います。実際便利でした。
数秒後には実行されて履歴に結果が表示されます。
マルチバイト文字の扱いについて
今回のアップデートで各方面にフィードバックしまくった日本語が化ける問題が解消されていました。文字化けの経緯に関しては以前書いたのでそちらを参照してください。
新しいバージョンで同様に Twitter へ投稿する処理を作成して、マニュアルトリガーで実行します。
実行したところ、変にエスケープされることなく正しく日本語のまま投稿されました。
やっと日本で Logic Apps を扱う準備が整った感じなので、これからは使える部分があれば積極的に Logic Apps を使ってみたいと思います。日々のタスクの自動化にも役立ちそうです。
残りの内容については縄神様とぶちぞうさんに任せます。