しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Raspberry Pi 2 に Raspbian を入れた時にやっておいた方が良いことをまとめた

既に Raspberry Pi 2 で遊んでいるときに数回 Raspbian を壊してしまって、イメージを焼き直しています。

イメージから戻した後にビルド周りのパッケージインストールを良く忘れるので、最初にやっておくべきこととしてメモしておきます。随時追加するかもしれません。

タイムゾーンとキーボードレイアウトの設定

これは初回起動時にやっておいたほうがいい感じです。そうじゃないとキーボード入力がしんどいです。

sudo raspi-config

Internationalisation Options からそれぞれ設定が可能です。

f:id:shiba-yan:20150228185336p:plain

パッケージのアップデート

apt-get でパッケージをインストールする前に実行しておくべきです。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

カーネル、ファームウェアのアップデート

apt-get upgrade 後に実行した方が、新しい rpi-update が出ているかもしれないので安全な気がします。

sudo rpi-update

2015/2 の Raspbian イメージは 3.18.7-v7+ でしたが、アップデート後は 3.18.8-v7+ になりました。

f:id:shiba-yan:20150228185511p:plain

SPI / I2C の有効化

初回起動時でも良いですが、後からでも raspi-config で設定可能です。

sudo raspi-config

Advanced Options から SPI / I2C の有効化が簡単に出来ます。

f:id:shiba-yan:20150228185250p:plain

設定後、再起動すると lsmod で spi_bcm2708 と i2c_bcm2708 が見えるようになります。

f:id:shiba-yan:20150228185152p:plain

SPI のループバックテストは公式のドキュメントの Troubleshooting にあるコマンドで簡単に行えます。

Raspberry Pi Documentation

I2C に関しては、更にカーネルドライバを読み込む設定が必要になるようです。

Raspberry Pi の I2C を有効化する方法 (2015年版) - 意識低い開発者のBlog

/boot/config.txt への追記は必要なかったですが、/etc/modules へ i2c-dev を追加する必要はありました。

f:id:shiba-yan:20150228192308p:plain

ビルドツールのインストール

最低限、これぐらいは入れておかないと、ソースからビルドしてインストールが出来ないです。

sudo apt-get install autoconf libtool automake build-essential git

新しい GCC をインストール

Raspbian の GCC は 4.6 なので、新しいバージョンを入れておきます。

sudo apt-get install gcc-4.8 g++-4.8

sudo update-alternatives --install /usr/bin/gcc gcc /usr/bin/gcc-4.6 20
sudo update-alternatives --install /usr/bin/gcc gcc /usr/bin/gcc-4.8 50

sudo update-alternatives --install /usr/bin/g++ g++ /usr/bin/g++-4.6 20
sudo update-alternatives --install /usr/bin/g++ g++ /usr/bin/g++-4.8 50

update-alternatives を使って古い gcc/g++ も使えるようにしておきます。

f:id:shiba-yan:20150228190030p:plain

新しい Mono をインストール

公式で armhf 向けバイナリが公開されているので、それを使います。


新しい Node.js をインストール

apt-get で入るバージョンは古いのと、名前が nodejs になっているので自分でビルドします。