しばやん雑記

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Raspberry Pi 2 に最新の Mono をビルドせずに apt-get で簡単にインストールする方法

Raspberry Pi 2 を買ったので Mono 3.12.0 を自前でビルドして ASP.NET 5 を動かしてみた - しばやん雑記 では Mono 3.12.0 を自分でビルドしましたが、色々と調べてみると Mono が公式で armhf 向けのバイナリを配布していました。セルフビルドは不要だったというオチです。

インストールの手順は公式のドキュメント通りです。

Install Mono on Linux | Mono

実際に Raspbian 上で順を追って試していきます。まずは公開鍵をダウンロードします。

sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys 3FA7E0328081BFF6A14DA29AA6A19B38D3D831EF

Debian で必要なのか確認してないですが、ドキュメント通りに実行します。

f:id:shiba-yan:20150222205448p:plain

公開鍵のインポートが完了しました。

次は apt-get のソースとして Mono Project のリポジトリを追加します。と言っても、以下のワンライナーを実行するだけなので簡単です。

echo "deb http://download.mono-project.com/repo/debian wheezy main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mono-xamarin.list

実行した結果、エラーが出なければ問題ないです。

f:id:shiba-yan:20150222205653p:plain

apt-get のソースとして Mono Project のリポジトリを追加した後は apt-get update を実行しておきます。

sudo apt-get update

これをしないと古いバージョンのままになります。

f:id:shiba-yan:20150222205807p:plain

アップデートが終わったら apt-cache policy でインストールされるバージョンを確認しておきます。

apt-cache policy mono-complete

確認すると、ちゃんと 3.12.0 がインストールされることが分かりますね。

f:id:shiba-yan:20150222202934p:plain

後は普通に apt-get install を実行して、Mono のインストールを行います。

sudo apt-get install mono-complete

ソースからビルドするわけではないので数分で終わりました。

インストールが終わった後は mono --version を実行してバージョンを確認します。

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本当に動くのか簡単に確認しておきたいので Mono C# Shell を実行しておきます。

f:id:shiba-yan:20150222211007p:plain

ちゃんと C# コードを実行出来ました。Mono C# Shell はサクッと動作確認したいときに便利です。

公式リポジトリを使うことで、インストールの時間を 3 時間から数分に短縮することが出来ました。もっと気軽に Raspberry Pi 2 で最新の Mono と C# を使った開発が出来そうです。