アキバに古い iPad Pro を売りに行ったついでに Twitter で流れてきた新しい NUC が売っていないかと、適当にツクモとアークを回ってみるとアークの店頭に 1 台だけ置いてあったので買ってみました。
Akiba PC Hotline の記事は 0 時公開だったので 21 日発売だったようです。
事前にアークの EC サイトを確認したところ在庫切れになっていたので、店頭にも在庫はまあないだろうと思いつつ向かうと在庫があったという話でした。
そういえば Ryzen 9 5950X の時も同じようなノリでアークに行ったら売っていたので買ったのでした。
大本命 Tiger Lake i7 NUC 売ってないから仕方ないねで済まそうとアークに行ったら売ってたので買ってしまった
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2021年5月21日
元々 Tiger Lake が載った NUC が出たら自宅で常時稼働している Kaby Lake-R な NUC を置き換えるつもりだったので、Core i7 が載ったモデルを入手できたのは結構ラッキーでした。
とりあえず NUC Kit を買っているので、NUC 本体以外にもメモリとストレージをアークで一緒に買いました。DDR4-3200 と PCIe 4.0 に対応した筐体ではありますが、SSD では PCIe 4.0 を止めておきました。
ただでさえ熱がこもりやすい NUC なので、CPU 以外の熱源を増やしたくなかったという話です。
図らずもメモリとストレージが Crucial になりましたが、P5 はゲーミング PC でも使っていてコスパが非常に良いと感じているので、今回は速度よりも容量と価格を取りました。
CPU 情報とパフォーマンス
CPU は Core i7-1165G7 が載っています。IPU 無しっぽいですが、あまり影響はないでしょう。最初から TDP 28W の 2.8GHz がベースクロックになっていて、実質的には AVX-512 が使える初の NUC 感あります。
CPU-Z のベンチマーク的には Surface Laptop 4 よりは少し低い性能になっていましたが、ブーストクロックの違いが大きそうです。とはいえ Kaby Lake-R からの乗り換え先には十分です。
メモリ周りに関しては CPU-Z のベンチでは影響は小さそうですが、Surface Laptop 4 は LPDDR4x-4266 の Quad なのに対して、NUC だと DDR4-3200 の Dual が限界なので実際にはメモリ周りの差は大きそうです。
謎の NUC Software Studio と電力設定
Windows 10 Pro をインストールして Windows Update を行うと、これまでに見たことのなかった NUC Software Studio という謎のソフトウェアがインストールされました。LED の光り方や、ファンの回転数などを変更できるようでした。
ファンに関しては Visual Studio や WSL 2 のインストールなどを行いましたが、思ったよりもファンノイズが聞こえなかったので改善されている気配があります。
正直あまり機能は無いですが、パフォーマンスモードの変更がメイン機能という感じです。
最大パフォーマンスを選ぶとターボ時間パラメータが 128 秒に変化しました。実際のところ NUC の筐体でブーストクロックを維持するのは結構大変だとは思います。
Windows Update で Ethernet ドライバーが入らない
Windows Update の完了後に Wi-Fi から有線に切り替えようとしたところ、NIC が認識されていませんでした。デバイスマネージャーを確認したところ、そもそもドライバーがインストールされていませんでした。
令和になって Intel NIC のドライバーが Windows Update 経由で入らないなんてことがあるのかと思いましたが、おとなしく Intel DSA をインストールして諸々アップデートしました。
既に BIOS アップデートも来ているので、サクッと当てておくのが正解でしょう。DSA を使うと問題の NIC ドライバーも正しくインストールされました。
ドライバーがインストールされなかった理由はデバイスマネージャーの表示を見て理解しました。I225-V のリビジョンがまた変わっていて、まだ該当のドライバーが配布されていないのでしょう。
元々不具合の多い NIC で諸々 (2) で解消したと聞いていましたが、まさか (3) が投入されるとは思いませんでした。I225-V はかなりの外れという感じが凄くしてきます。