タイトルの通りですが、1 年半ぐらい使っていた Surface Laptop 3 から Surface Laptop 4 に乗り換えました。購入したのは 13.5" / マットブラック / Core i7 / 32GB RAM*1 / 1TB SSD のモデルです。
元々マットブラックを買うつもりだったので問題はなかったのですが、32GB が選べるのは 1TB + マットブラックのみだったのは少し残念でした。受注生産扱いならカスタマイズさせて欲しいです。
Surface Laptop 3 もかなり良いマシンでしたが、Visual Studio を使って開発していると結構熱くなって、CPU クロックが全然上がらないことが多かったのと、やっぱりメモリ 16GB は結構しんどい場面があったので、32GB モデルの存在を見て思い切りました。
正直なところ CPU とメモリ以外に変更点はなさそうですが、その二点に不満があったので問題ないです。
Core i7-1185G7 が載っていますが、28W で動作しているらしくベースクロックは 3.0GHz になっていました。Tiger Lake から TDP という概念が変わったらしいです。
カタログスペックの時点で Laptop 3 に載っていた Core i7-1065G7 より断然クロックが高いので、シングルスレッド性能が期待できます。
何だかんだでマルチスレッド性能よりシングルスレッド性能が高い方が快適度も高いです。
例によって CPU-Z で詳細と簡易ベンチマークだけ取っておきます。TB で 4.8GHz まで上がる CPU です。
CPU-Z ではメモリチャネルがクアッドとして表示されていましたが、そもそも CPU がデュアルまでしか対応していないので間違って認識しているっぽいです。
ちなみにメモリは順当に LPDDR4x-4266 へとアップグレードされています。発表時には LPDDR4X-3733 と書かれていたメディアが多かったですが、正しくありませんでした。
搭載されている SSD はサムスン製だったので、Surface Laptop 4 は以下の記事で紹介されている Intel のリファレンスに近い構成になっているようです。
Surface Laptop 4 は開発用なのでグラフィックス性能はあまり興味ないのですが、適当に設定を見ていたら可変リフレッシュレートが使えるようになっていました。
VRR は Gen 12 のグラフィックスから追加されたらしいです。USB-C を使ったモニタ接続はまだ試せていないですが、Laptop 3 で問題なかったので大丈夫だと思っています。
ここから先は毎回調べている CPU と SSD の簡易ベンチマークです。
CPU - Laptop 4
前評判通り Tiger Lake のシングルスレッド性能はかなり良くなっていました。ちなみに Windows の電源設定によって性能が変わるので、最大パフォーマンスに設定しています。
シングルスレッド性能だけ見ると、以下のエントリで調べた Ryzen 9 5950X に近い値が出ているので、モバイル向け CPU にしておくのはもったいない感じがあります。
Laptop 4 では Windows の電源設定スライダーを弄っても、常時高クロックで動くのではなく必要な際にブーストクロックが向上するような挙動になっていました。Laptop 3 では最大パフォーマンスにすると常時最高クロックで動いていたので、効率が悪いなと思っていました。
つまり Laptop 4 では電源設定のスライダーを弄ると、本当にパフォーマンスが上がるということです。
CPU - Laptop 3
Laptop 3 でも電源設定は最大パフォーマンスにしていますが、特に変化はありませんでした。
Laptop 4 の性能を見てしまうと、Ice Lake はかなり遅かったのだなと認識してしまいます。
SSD - Laptop 4
正直なところ PCIe 4.0 の SSD を載せておいて欲しかったのですが、そもそも M.2 2230 で対応したものが存在していないようなので難しかったのかもしれません。
載っていたのはサムスンの PM981 っぽいですが、ぶっちゃけ結構遅いです。
シーケンシャルリードが何でこんなに遅いのかは謎なので、時間を空けて確認してみようかと思います。
SSD - Laptop 3
Laptop 3 の東芝製 SSD は Laptop 4 と比べるとかなり早かったことを再認識しました。
購入して、かなり使用した後でも Laptop 4 の SSD より性能が良かったです。
SSD に関してはモデルや購入タイミングによって差がありそうですが、今回は残念な気持ちが大きかったです。とは言っても十分な性能ではあるのと、CPU 周りがメインなので開発用として活躍してもらいます。
流石に Surface Laptop 5 は買わない可能性が高そうですが、日本語キーボードのレイアウトが Laptop Go や Designer Compact Keyboard と同じになれば検討しようと思います。
*1:4 かずあき