タイトルの通りですが、これまで Optane SSD 900P を使ってきて PCIe 4.0 に対応した新型 Optane SSD が出るのではと期待していたら、それより先にコンシューマ向け Optane SSD が終了してしまいました。
PCIe 4.0 対応の Optane SSD を買う気満々でいたので、Intel の判断には失望しました。
その結果、これまで使っていた Core i9 から Ryzen 9 への置き換えを決断しました。
新しい Optane SSD が出るまで Windows のクリーンインストールも待っていた身としては、本当にショックだったので期待の分だけ反動も大きいです。
エンスー向け Optane SSD を Intel が捨てたことにショックを受けて AMD に寝返った男です pic.twitter.com/Jr0UvwvuGl
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2021年1月25日
当初は在庫が全くないと聞いていた Ryzen 9 5950X を軽い気持ちでアキバまで確認に行ったところ、ツクモにはなかったのですが ark に行くと普通に売っていたので、3 秒悩んだ後に購入していました。
Intel から AMD への入れ替えなので、CPU とマザーボードだけで十分でしたが、Optane SSD を Intel が捨てたショックが大きすぎて、PCIe 4.0 に対応した Samsung SSD 980 Pro の 1TB を買って換装しました。
ASRock が好きなのでマザーボードは X299 の時と同様に B550 Taichi を選んでいます。
折角 Ryzen にするのでグラボも Radeon RX にしようかと思いましたが、それは RX 6700 あたりが出てからにしようと思ったので、これまでの RTX 2070 のままです。
同時にメモリも Skylake-X から使ってきた DDR4-2666 16GB x 4 から DDR4-3600 32GB x 2 への換装を考えていましたが、狙っていたメモリの在庫が何処を探してもなかったので換えていません。
少しだけ LED 付きでギラギラ光るものを考えましたが、32GB モジュールはそもそも商品が存在しないらしいので、光らないタイプの在庫が戻るのを待っています。
組み立てダイジェスト
今回のマザーボードは X299 Taichi XE と同じく CPU 補助電源が 8 ピン x 2 のタイプなので、ケーブルは完全にそのままでマザーボードと CPU だけの入れ替えで済んでいます。
B550 Taichi めっちゃカッコいいな。歯車が回ればもっと良い pic.twitter.com/8Pepij0qLu
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2021年1月28日
購入したマザーボードの BIOS は 5000 系に対応したものでは無いとツクモの店員さんから聞いていたので、ATX 24 ピンをつないだタイミングで BIOS Flashback を使ったアップデートを実行しておきました。
事前に ASRock 原口ニキの解説動画を見ていたので、スムーズに実行できてよかったです。
5000 系の石のために BIOS Flashback を実行中 pic.twitter.com/PCInFbItXI
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2021年1月28日
最近は LGA の CPU ばかりだったので、ピンが CPU 側に付いている Ryzen は逆に新鮮でした。ソケット周りがシンプルだからか、コア数のわりに CPU が小さく見えました。
興奮してきた pic.twitter.com/UTWZWOw4Em
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2021年1月28日
若干 OS インストールに手間取りましたが、CPU-Z で情報を確認しつつ環境構築を行いました。コア数は 10940X より増えているのに TDP は 60W 近く下がっているのが衝撃的でした。
Windows 10 や各種ドライバインストール後のデフォルト設定では CPU クロックが常時 4GHz を超えていて、精神衛生上良くなかったので電源設定を変えたら Intel っぽい動きになりました。
NZXT CAM がちょいちょい Smart Device V2 や Kraken X63 を見失うのが気になっていますが、それ以外は特に問題なく動作しています。メモリだけは早く換えたい。
パフォーマンス比較
CPU と SSD に関してだけ CPU-Z と Crystal Disk Mark でベンチを取りました。CPU に関しては笑えるぐらいシングルスレッド性能に差が出ています。
一方 SSD に関しては Optane SSD の Random 4K Read の早さが際立つ結果になりました。PCIe 4.0 に対応したコンシューマ向け Optane SSD を待っていた人間としては残念です。
Core i9 10940X
Ryzen 9 5950X
Optane SSD 900P 480GB
Samsung SSD 980 PRO 1TB
ベンチマークの結果よりも実際に開発で快適に使えるかどうかが重要ですが、まだ 32 スレッドをフルに必要とするビルドなどを行っていないので今後確認していきたいところです。
Optane SSD から通常の SSD になるので Visual Studio を使った時に影響が出ないかが心配でしたが、良い意味で差は感じられないので安心しています。次はメモリを DDR4-3600 に早く交換したい。