タイトルの通りですが、2 年使っていた Surface Book 2 から Surface Laptop 3 に乗り換えました。購入したのは 13.5" / マットブラック / Core i7 / 16GB RAM*1 / 512GB SSD のモデルです。
アルカンターラは汚れが心配だったので、Laptop 3 から追加されたメタルモデルを選びました。マットブラックは指紋が目立ちやすいと聞いてましたが、今のところ大したことないです。
とにかく Surface Book 2 と比べて軽くて薄くてかっこよいです。そして全体的に Book 2 よりパフォーマンスは上なので快適です。後で紹介しますが、ストレージ周りも良くなっていました。
メタルモデルは放熱という観点でも有利のように感じます。キーボード周りがアルカンターラの Laptop 2 と異なっているように感じましたが、検証はしていません。
Surface Book 2 を買った時にも同じように書いたので、パフォーマンス周りは見比べてください。
Book 2 には dGPU が付いているのが特徴でしたが、自分の使い方では全く dGPU が必要なかったです*2。なので iGPU が強化されている Ice Lake を狙っていました。
USB-C 周り
Ice Lake の iGPU から DisplayPort 1.4a に対応したので、これまで Surface Book 2 などで不可能だった USB-C 経由での給電 / WQHD 2 枚 / USB ハブがケーブル一本で使えるようになりました。
モニターに繋いである USB-C のケーブル 1 本だけで完結するのは最高に便利です。
何回か試しただけですが、この構成の場合は時々 USB-C での給電が認識されないときがあったり、多少の不安定さはありました。ファームウェアやドライバの問題だと思います。
ケーブルを差し直すと大体直ったので、実用上は特に問題ないかなと思っています。
雑スクリーンショットですが、ちゃんと 2 枚の WQHD 画面に出力しつつ給電も行えています。
モニターにあるハブに USB 機器を繋げると、ちゃんと Surface Laptop 3 側で認識されたので完璧です。USB-C での給電用に Anker の GaN なアダプターを買っておきました。
ちなみに Surface Laptop 3 の高速充電は付属の 65W 電源か、USB-C で 60W 以上出るアダプターを使うと有効になるようです。Surface Connect 以外に USB-C でも高速充電が使えるのは便利ですね。
高速充電のために Surface Laptop 3 / Pro 7 / Pro X のアダプターは 65W になっているようです。
パフォーマンス
搭載されている CPU は定格 1.3GHz のモデルですが、例によって cTDP で 1.5GHz になってました。Visual Studio のインストールなどを行っていましたが、サクッと 3.9GHz まで上がるので不便はしないです。
がっつり環境を作っていましたが、思ったより熱くならないという印象を持ちました。
CPU-Z で見ると、ちゃんと AVX512 と SHA が見えました。あまり使わない気もしますが。
重要なのは Surface Laptop 3 の CPU が Surface Book 2 より速くなっているという点です。発売前からベンチを調べてましたが、低いクロックをひっくり返してちゃんと速くなってます。
CPU は Book 2 より全然速くなってる pic.twitter.com/qWWfGbQtKh
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2019年10月23日
メモリも LPDDR4X-3733 というかなり速いやつが積まれていたので満足です。ちなみに海外メディアで書かれていたように、Thunderbolt 3 は無効化されているようでした。
噂のやけくそ LPDDR4X-3733 と聞いて pic.twitter.com/bhCOlnSkRt
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2019年10月23日
Surface Book 2 は中途半端なパフォーマンスの SSD が積まれていたので不満でしたが、Surface Laptop 3 はなかなか速い SSD でした。東芝製なのが少し気になりましたが。
Book 2 では NVMe 1.0 / 1.1 でしたが、Laptop 3 は NVMe 1.3 に対応していました。
NVMe 1.3 + 東芝 pic.twitter.com/IJhatPMAHt
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Laptop 3 のストレージパフォーマンス pic.twitter.com/ipFkBwGWBn
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Ice Lake の iGPU はかなりパフォーマンスが向上しているようで、試しに少し前に話題になった 8K 動画のデコードを試してみると、問題なく 8K 60fps でハードウェアデコードされました。
Ice Lake の iGPU はこの 8K を 60fps でデコード出来た https://t.co/Y3jCqQ0W7s
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2019年10月23日
割と地味なアップデートっぽく思ってましたが、かなりパフォーマンスが底上げされた感があります。Visual Studio のインストールや起動も早かったので、開発マシンとして役に立ってくれそうです。