これまでは KRuntime とか XRE と呼ばれていた部分が、数日前に .NET Execution Environment (DNX) と名称変更されました。理由は良く分かっていません。
ちなみに名称変更が行われたコミットログは以下の通り。
DNX ALL THE THINGS · aspnet/dnx@ea2880a · GitHub
正直「お、おぅ…」という感じで、とても不安になります。
この名称変更に伴って K Version Manager (KVM) が .NET Version Manager (DNVM) と変更されました。コマンド名も kvm から dnvm に変更になっています。
AA が付いたり、コマンド自体はちょっと完成度が上がっている感じです。
ただし、中身のコマンドは未だに k と kpm なので、これも何時か変更されるんでしょうね。ランタイム自体は既に dnx に変更されています。
既に k2 という、どっかの山みたいなコマンドが追加されていて、とても嫌な予感しかしません。
違いとしては ApplicationHost か ApplicationHost2 を使うかと言うだけですが、そこはかとなく嫌な予感しかしてきません。このまま RTM にならないことだけを切に願います。
気が付いた変更点
DNX あまり関係なさそうですが、kpm restore を実行したタイミングで project.lock.json が作成されるようになりました。恐らく Gemfile.lock みたいなものでしょう。
project.lock.json の中身には、依存関係やハッシュ値が書かれています。別の環境で kpm restore を実行したとしても、この lock ファイルがあればバージョンを固定して復元できる仕組みだと信じます。
{ "locked": false, "version": 1, "projectFileDependencyGroups": { "": [], "Asp.Net,Version=v5.0": [], "Asp.NetCore,Version=v5.0": [ "System.Console >= 4.0.0-beta-*" ] }, "libraries": { "System.Console/4.0.0-beta-22709": { "sha": "Rsj+HbS/uzqDxPGghUjSZPuc1LYP8CG28IL5UccQ7CDcFbEz0xuYrG3s9jGirhbwPVkvcoEY2aJF1TuSn7j/zA==", "dependencySets": { "*": { "System.IO": "4.0.0-beta-22709", "System.Runtime": "4.0.0-beta-22709" } }, "contents": { "License.rtf": {}, "System.Console.4.0.0-beta-22709.nupkg": {}, "System.Console.4.0.0-beta-22709.nupkg.sha512": {}, "System.Console.nuspec": {}, "lib\\aspnetcore50\\System.Console.dll": {}, "lib\\contract\\System.Console.dll": {}, "lib\\net45\\System.Console.dll": {}, "lib\\portable-wpa81+wp80+win80+net45+aspnetcore50\\System.Console.dll": {} } } } }
本当はもっと沢山のライブラリの情報が書いてありますが、長すぎるので省略しました。
正直なところ、まだまだ RTM には時間がかかると思ってます。ちょいちょい見ていきたいです。