以前 New Relic を使って SQL Azure の監視も行ってみた - しばやん雑記 にて仮想マシンに Azure SQL Database プラグインをインストールして、SQL Database の監視を行うようにしたのですが、最近は Azure SQL Database プラグイン本体の更新が全く行われていません。
http://newrelic.com/plugins/new-relic-inc/86
最新バージョンは 1.0.10 ですが、最終更新日は 10 か月前と既にメンテされていない感が凄いです。
http://newrelic.com/plugins/new-relic-inc/55
しかし、SQL Server 用のプラグインは現在 2.0.0 と大幅にアップデートされているので、SQL Database にも使えるのではないかと調べてみました。
New Relic の各種プラグインは GitHub にてソースが公開されています。
GitHub - newrelic/newrelic_microsoft_sqlserver_plugin: New Relic Microsoft SQL Server Plugin
最悪は SQL Database 向けに何とか出来るのではないかと思っていましたが、設定ファイルに Azure SQL Database 用の項目があったので、今までのように互換性はあるみたいです。
インストール方法も New Relic Platform Installer を使う形になり、とても簡単になりました。
プラグインの一覧から SQL Server を選択して、表示されるページの下の方にインストール方法が書いてあります。基本は New Relic Platform Installer をダウンロードした後に、記載されているコマンドをコピーして実行するだけになります。
途中で plugin.json の編集モードになりますが、以下のようなテンプレが用意されているので、type が azure の部分だけ残して名前と接続文字列を指定するだけで問題ないです。
{ "agents": [ { "type" : "sqlserver", "name" : "Production Database", "connectionString" : "Server=.\\SQLExpress;Database=master;Trusted_Connection=True;", "includeSystemDatabases" : "false", "includes" : [ { "name": "AdventureWorks", "displayName": "My AdventureWorks Database" } ], "excludes" : [ { "name": "nameOfDatabaseToExclude" } ] }, { "type" : "azure", "name" : "Azure Cloud Database", "connectionString" : <Your SQL Azure connection string> } ] }
無事にインストールが完了すると、サービスが自動的に登録されます。
そして New Relic 側でちゃんとデータが受信できているか確認しておきましょう。
そもそもサイドバーに Azure SQL が表示されていない場合には、SQL Database の接続情報が間違っていないか、そしてログインユーザーの設定を確認してください。
これで SQL Server プラグインのバージョン 2.0.0 のインストールは完了しました。
SQL Database 向けの 1.0.10 は最近、たまに待ち事象が取れない時もあったので、アップデートするに越したことはないかなと思います。