Azure Search 開発チームの Eugene Shvets さんから「東京に行くので Search の話をしたい」と打診を受けたのがきっかけに、JAZUG 主催で Azure Search Users Meetup and Deep Discussion を開催してきました。
イベントページでは 19 時から 21 時と予定してましたが、事前準備を含めると 18 時から 22 時まで 4 時間ぶっ続けで Azure Search の話をするという、かなりディープな場にすることが出来ました。
当然ながら大体英語の予定でしたが、エバンジェリストの畠山さんが通訳をしてくださったので、ただでさえ伝えにくい日本語の事情などを伝えることが出来たと思います。本当にありがとうございました。
当日は日本マイクロソフトさんから軽食の提供がありました。軽食というか寿司です。
司会進行は安心と信頼のブチザッキ兄さん @kosmosebi でした。英ぺなので安心して任せました。事前に英語のスライドを作ってくるぐらいの力の入れ方でした。
ショートセッション
まず Eugene による Azure Search の現在と今後についてのショートセッション(と言いつつ 1 時間)を聞いて、今後追加される機能や方向などが大分理解出来ました。
トピックとしては以下のような感じでした。
- 検索はみんな当たり前のように使っている => 重要なんだよ
- Azure Search の新しいスケール (S3 / S3 HD)
- Search チームはまだ小さいチーム、日本語を話せる・理解できるメンバーが 2 人いる
- Azure Blob / Table のインデクサー(プレビュー)
- 日本人的に嬉しい機能
- エンタープライズ向け機能
色々と興味深いというか、早く使いたい機能があったので楽しみに待ってます。
ディスカッションの内容
事前に Eugene から日本の Azure Search ユーザーに向けて 3 つの質問を貰っていたので、基本的にはそれに回答していく形でディスカッションを進めていきました。
- What are the biggest adoption blockers for Azure Search in Japan?
- What are you personal top asks for Azure Search?
- What are you biggest pain points when implementing search?
大体の人が想像つくと思いますが、1 つ目の質問への回答はみんな「日本語」でした。つまり大体がアナライザーの問題というわけです。やはりなかなか日本独自の問題なので認識してもらえなかったり、重要じゃないと考えられてしまうので直接フィードバックを行ういいチャンスでした。
ディスカッションのトピックは大体以下のような感じです。
- Azure Search のバックエンドは?
- Elasticsearch を使っていて、プラグインを開発したりしている
- プラットフォームは Windows Server を使っている
- カスタム辞書を使いたい
- プライベートプレビュー中だよ
- デモアプリのデータに日本語がないと使えないと思ってしまう
- さとうなおきさんとぶちぞうさんがハードワークで何とかする
- アナライザーの結果を確認したい
- Text Analyzer API で多少は解決できるかも*1
- Lucene の Explain API が使いたい
- カスタムアナライザーが難しすぎる
- Azure Portal で使えるようにしたい
- 読み仮名を形態素解析から自動的にインデックス化してほしい
- 読みを伝えるのに非常に苦戦
- なのは問題を伝えよう(ぶちぞう談)
- Free と Basic の間のスケールが欲しい
- 価格はいくらぐらいがいい?
- Basic の半分でキャパシティも半分で良いです
- データの暗号化、アクセスコントロールが欲しい
- ジャパニーズトラディショナルカンパニーでは必要なんだ(ぶちぞう談)
- 理解してる
- 東日本リージョンにデプロイしてほしい
- 個人的には西日本で良いと思うけど、日本の会社的には東日本が必要と伝える
3 時間ほど話していたので他にもいろいろとトピックはあったのですが、英語に脳の処理能力の 8 割を使っていたのと、メモを取っていなかったので覚えてるのはこのくらいでした。
Thank you Eugene, have a nice trip! I’m looking forward to meeting you :)