しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Azure Application Gateway が公開されたので試してみた

今朝に突然、Azure Application Gateway というサービスが公開されて、GA になってました。

プレビューとして公開されることなく GA というのは珍しい気がします。詳細は Azure 界の抱かれたい男 No.1 こと @kosmosebi のブログであるブチザッキに任せるので、簡単に調べてみました。

要するに HTTP(S) のロードバランサーなんですが、Azure LB と違って SSL オフロードやセッションアフィニティも使える L7 のロードバランサーです。どっかで聞いたことあるような機能です。

価格はゲートウェイ 1 つ当たりの時間で計算されるみたいです。インスタンスサイズが S / M / L とありますが、それぞれのパフォーマンスについて何の情報も書いてないのでちょっと選びにくいです。

単純にクラウドサービスのインスタンスサイズな気もするので、CPU / メモリ容量 / 帯域幅ぐらいの差かなと思います。MSDN で情報が公開されるのを待ちたいです。

とりあえず実際に作ってみました。ポータルからは作れないので PowerShell 必須です。と言っても、ドキュメント見ながらコマンド叩くだけなので簡単です。

Quickstart: Direct web traffic using PowerShell - Azure Application Gateway | Microsoft Learn

App Gateway は VNET に入れないといけないので、そこだけ少し注意したいですね。

ドキュメント通りに作成し、設定の XML を使って IP アドレスなど指定すれば、あとは起動させるだけです。

初回だけなのかもしれませんが、普通にクラウドサービスの VM を作成して起動させてるみたいなので、結構時間がかかりました。これは仕方ない気もします。

App Gateway が起動した後に設定を確認するコマンドを叩くと、VIP や DNS 名を見れます。

クラウドサービス使っているみたいなので、ドメインを設定する場合には CNAME がお勧めなんでしょうけど、App Gateway を削除や停止させなければ IP 変わらない気がするので A レコードも大丈夫かも。

DNS 名でアクセスして HTTP レスポンスを確認すると、IIS 8.5 と ARR 2.5 で動いてることがわかりました。

今更 ARR 2.5 は無いだろうと思いつつ、フィードバックは No.1 に任せておきました。ARR 3.0 では無いため、App Gateway では WebSocket はまだ使えないということになります。

実体としては App Gateway は Managed ARR 2.5 になるのだと思います。