しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

最近の ASP.NET SignalR について

ちょっと調べていたら、いろいろと変わっていたのでまとめました。

NuGet から 0.5.3 が消滅

NuGet Gallery | SignalR 0.6.1

0.6.1 という表示にはなっていますが、パッケージが公開されていないのでインストール出来なくなりました。

これからは Microsoft.AspNet.SignalR をインストールしましょう。

プロトコルがアップデート

既に公開されている 1.0 alpha 2 と開発中のバージョンはプロトコルバージョンが異なるため互換性が無くなりました。

1.0 alpha 2 開発版
プロトコルバージョン 1.0 1.1

なので alpha 2 のサーバと開発版のクライアント間ではエラーになります。

サンプルが追加

SignalR/Samples · GitHub

1.0 リリースに向けて SignalR を使った基本的なサンプルが追加されました。協力者を募集しているようです。

dev branch から Self Host が消滅

SignalR/src at dev · SignalR/SignalR · GitHub

Hosting 周りが大きく変わったようで、Self Host 用のライブラリが無くなってます。代わりに OWIN*1 に対応したライブラリが追加されています。

ちなみに OWIN の公式サイトは http://owin.org/ です。

クライアントライブラリの整理

今までは Windows Phone 7,7.5 や Silverlight 4 向けのライブラリが存在していましたが、最新の dev branch ではごっそり無くなりました。

現在では .NET Framework 4/4.5, Windows Phone 8, WinRT, Silverlight 5 向けが提供されているようです。

Mono で動くようになった

Running SignalR on Mono

開発版では Mono と Apache の環境でも動作するようになりました。

*1:Open Web Interface for .NET