2 年前に NZXT H1 が発売されたタイミングで Comet Lake-S ベースのゲーミング PC を組んだので、主に beatmania IIDX INFINITAS で遊んできましたが GPU パワーの不足を感じるようになったのと、H1 Version 2 が発売されたので新しく自作しました。
古い H1 で組んだ PC スペックは以下のエントリで書いた感じです。大き目のグラボが入らないという絶妙なサイズでしたが、Version 2 ではほぼ問題なく入るようになったのが決め手です。
ぶっちゃけ INFINITAS は大したマシンスペックは要求しないのですが、購入したディスプレイが 4K 120Hz と HDMI 2.1 に対応したものだったので、GTX 1650 だと不足を感じるようになりました。
HDMI 2.1 に対応した GPU は RTX 3000 系か Radeon RX 6000 系になりますが、メイン PC が Ryzen 9 と RX 6700 を使っているので RTX 3000 系を考えていました。今回はこのディスプレイで快適に 4K 120Hz 出力が出来る PC を組むのが目的です。
箱の大きさをみて、購入したことを少し後悔した( #ASUS pic.twitter.com/jMoLX8KHrl
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2021年11月26日
DisplayPort で接続すれば GTX 1650 でも 4K 120Hz で問題なく出力されますが、モニターがスリープから上手く解除されないことが頻発したので HDMI を使うようにしていました。
DP は電源管理周りでちょいちょいトラブルが起きがちなので、HDMI のが安定することが多いです。
選んだパーツたち
PC ケースは NZXT が個人的に鉄板なので、そのまま H1 Version 2 を選んでます。H1 と H1 Version 2 を並べましたが、一回りほど大きくなっていましたがフットプリントはそこまで変わっていないようでした。
H1 Version 2 pic.twitter.com/n2zskTaHcW
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2022年4月23日
アキバで購入しても良かったのですが、結構重たいので普通に Amazon で注文したら次の日に届きました。
CPU は Comet Lake-S の時のようにコスパ重視で Core i5-12400F を選びました。Alder Lake の特徴である E コアが付いていないモデルなので、ゲームとの互換性問題は発生しないだろうという目論見もあります。
店によっては売り切れていたので人気のモデルなのだと思います。実際かなりお得です。
マザーボードもコスパ重視で B660 を選びました。購入済みのモニターが ASUS の ROG STRIX シリーズだったので、何となく主要パーツを同シリーズで揃えてみることにしました。
DDR5 に対応したマザーボードを選んだのでメモリは当然 DDR5 を買うことになりますが、OC には興味がないので Crucial の DDR5-4800 対応の 16GB * 2 枚組*1を買いました。
実際のところ 32GB も必要ないのですが、アークに行ったらセール中だったので買いました。
SSD 容量が 1TB ぐらい欲しかったので Crucial P5 Plus を買おうと思いましたが、Samsung の 980 PRO の方が安かったのでこっちを買いました。2 万切る金額で 1TB が手に入るのは最高に安いです。
メイン PC で使っているので安心感もあります。Optane SSD からの乗り換えとしても不満はなかったです。
という感じのパーツをアキバで数店舗回って購入してきました。DDR5 は初めてなのでメイン PC を Zen 4 で組み直す前の予行演習という感じもあります。
本日の散財、人生初の DDR5 メモリ pic.twitter.com/Fr1hcgJV3C
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2022年4月22日
残りはグラボだけですが、狙っていた RTX 3060 がアキバではほぼ絶滅状態だったので、途方に暮れて RTX 3050 に流れそうになりました。しかしアキバに移動中に 1's の EC サイトを確認したら、運良く在庫があったので ROG STRIX シリーズの RTX 3060 を購入しました。
無事に届いた pic.twitter.com/aRPYKo9wJW
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2022年4月24日
大阪からの発送だったので一番最後に届いたパーツになりますが、入手できたことが奇跡という感じです。
組み上げた結果
ここからは組み上げていくだけですが、古い H1 と全く同じなので写真を全く撮りませんでした。一通り組み上げた後に UEFI 画面が表示されなくて焦りましたが、HDMI の口を変えれば表示されるようになりました。
特に LED は組み込んでませんが、グラボが最初から光るようになっているので満足度が高いです。
グラボ、めっちゃ光る pic.twitter.com/xgylT3wbrS
— Tatsuro Shibamura (@shibayan) 2022年4月24日
UEFI を弄る前に最新バージョンに更新をしておきました。最近の UEFI は最初から fTPM と Secure Boot が有効になっているので、新規に Windows 11 Pro をインストールするのが簡単です。
Windows 11 Pro のインストールは 10 分もかからず終了したので、適当にドライバーを一通り入れた後に CPU-Z で諸々確認しておきました。
ちゃんと DDR5-4800 として認識されていました。2 枚刺しですが Quad Channel 扱いになるようです。
ベンチマークには興味ないですが、CPU-Z の簡易ベンチだけは毎回実行しているので結果を載せておきます。
シングルスレッドの性能は Ryzen 9 5950X とほぼ同等で、ブーストクロックが 500MHz も低い割にかなり健闘していました。コスパは相変わらず抜群のようです。
GPU 周りは HDMI 2.1 接続で 4K 120Hz を RGB 8bit で出力できているので満足です。ディスプレイ自体は HDR にも対応してるはずですが、Windows から認識されないのはよく分かっていません。
今回の PC 更新でディスプレイを含めて 4 年以上は戦えそうな気がします。目的の一つである INFINITAS は判定ずれが +0.2 から +0.05 に改善されて、USB 周りも安定した気がしています。
かなり GPU 周りはパワーアップしたので Microsoft Flight Simulator に復帰しようかなと思ってます。
*1:通称 4 かずあき