私自身は Apple Watch を毎日着けているので、ごく当たり前の機能として使ってきたのですが、あまり知られていない気がしたので書いておきます。
結論から先に書いておくと、Microsoft Authenticator は Apple Watch を使うと、1 タップで 2 要素認証の承認が出来るようになってます。Touch ID とかも必要ありません。
関係ないですが、このアプリ昔は Azure Authenticator だった気がします。
実際に Outlook.com へのログインで試します。まずはメールアドレスを入れます。
次にパスワードの入力が出来るので、当然ながら正しいパスワードを入れます。
この後に 2 要素認証と認証アプリを有効にしていると、Microsoft Authenticator アプリへ通知が飛んできます。要求 ID として 5 桁のアルファベットが表示されています。
通常なら iPhone や Android から承認を行う必要がありますが、Apple Watch を付けている場合にはロック解除が必要ないので、シームレスに通知から直接承認が行えます。
ちゃんと要求 ID が一致することを確認して、承認をタップすると完了です。手首についているので、キーボードから大きく手を動かすことなく、サクッと対応できます。
これで 2 要素認証を有効にしても手間をかけることなく、セキュアにすることが出来ました。
パスワードレスログインにはまだ非対応
最近のアップデートで Microsoft Authenticator を有効にしている場合、パスワードの代わりに Authenticator を使ってログイン出来るようになったようです。
同じように Apple Watch でも簡単に承認が行えるかと期待しましたが、アプリを起動する必要のある通知しか飛んできませんでした。
時計の方がセキュリティレベルが高いと思うので、2 要素認証の時と同じように 1 タップでログイン出来るようになってもらいたいですね。パスワードを入力する機会が減るので、かなり期待しています。
世間ではいろいろと言われている Apple Watch ですが、個人的にはかなり便利に使えています。