しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Windows Property System を使って C# から曲情報を取得する

GW なので趣味アプリの開発を行っていると、音楽ファイルに保存された曲情報を取得する必要が出てきたので、Windows Property System を使って実現したという話です。曲情報というのは以下のようにファイルのプロパティから確認出来るメタデータのことです。…

Durable Functions を Azure Container Apps 上でスケーリング付きで実行する方法を検証した

先日 Twitter で以下のようなツイートが流れてきた時に、Azure Container Apps 上で Durable Functions を正しく実行できるのかを調べることを思い出したので一通り検証しました。ツイートで紹介されている Discussion にあるように、AKS であれば特に問題な…

Azure Container Apps の組み込み Authentication を試した

数日前に Azure Container Apps でも App Service / Azure Functions と同様の組み込み Authenticationがサポートされました。App Service Authentication はかなりの高頻度で使っている機能なので、Container Apps でも間違いなく便利に使えるはずです。App…

CsWin32 で Win32 API や COM を使ったアプリケーション開発を効率化する

これまで P/Invoke 定義はドキュメントやヘッダーファイルから手書きすることが多かったのですが、最近は必要な Win32 API や COM インターフェースが多くなってきたので CsWin32 を使って自動生成しています。CsWin32 自体は win32metadata というプロジェ…

NZXT H1 V2 と Alder Lake-S で小型ゲーミング PC を自作した

2 年前に NZXT H1 が発売されたタイミングで Comet Lake-S ベースのゲーミング PC を組んだので、主に beatmania IIDX INFINITAS で遊んできましたが GPU パワーの不足を感じるようになったのと、H1 Version 2 が発売されたので新しく自作しました。古い H1 …

Azure Functions (Windows / Linux) へのデプロイを行う方法と挙動の違いをまとめた

最近は Visual Studio 2022 + C# 以外で Azure Functions を作成することが増えてきました。その場合は主に Visual Studio Code を使ってプロジェクト作成からデプロイまで行うのですが、Azure Functions を実行する OS とデプロイに利用する方法で若干挙動…

Azure App Service の Regional VNET Integration が Basic SKU でも利用可能に

これまで実質的に Premium V2 / V3 が必要だった Regional VNET Integration が Basic でも利用可能になりましたが、例によって使えるかどうかはデプロイされている Scale unit に依存するので簡単にまとめます。正確には Regional VNET Integration と Priv…

Azure Cloud Services (Classic) のリタイア予定と PaaS のインフラが VMSS へ移行されている話

PDC 2008 で Azure が発表された時から存在していた純粋な PaaS と言える Cloud Services (Web Role / Worker Role) ですが、ついにリタイアの日程が 2024/8/31 に決まったようです。今では Cloud Services を直接利用しているケースはかなり少ないと思いま…

新しい Azure Front Door が GA した件と Application Gateway との使い分けについて

1 年ぐらい Public Preview だった Azure Front Door の Standard / Premium がやっと GA しました。ぶっちゃけ機能的には劇的な変化はないですが、長らく問題となっていた Subdomain Takeover 対策が標準で入ったことや、Private Link を使ってオリジンへの…

複数の Azure AD テナントに対応した Service Principal を作成して Terraform から利用する

App Service と Azure AD B2C というように Azure AD テナントが分かれている場合には、いつも通りの Service Principal を使った方法だと、当然ながらどちらかのテナントしか操作できません。以前書いたように Azure AD B2C 側のアプリケーションを管理しつ…