しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

.NET Core 3.0 をインストール後に Azure Functions のデプロイが失敗するケースがある

タイトルの通りですが、.NET Core 2.2 では問題なくデプロイ出来ていた Azure Functions のプロジェクトが、.NET Core 3.0 のインストール後に失敗するケースが一部で発生するようです。先に解決策を書いておきますが、Microsoft.NET.Sdk.Functions を最新版…

ASP.NET Core 3.0 への移行時に悩んだ点と新しくなった Endpoint Routing について

ASP.NET Core 2.x から 3.0 への移行をプライベートと仕事のアプリケーション両方で試しました。基本的にはドキュメントの通り行えば良いので簡単ですが、少し別途対応が必要だった部分があるのでメモとして残しておきます。あと Endpoint Routing 周りにつ…

ASP.NET Core / Entity Framework Core 3.0 の気になった機能と 2.2 からの移行

.NET Conf 2019 で予定通り .NET Core 3.0 が GA しました。同時に ASP.NET Core 3.0 と Entity Framework Core 3.0 もこれまで通りリリースされています。2.0 の時と同じように 3.0 は LTS ではないので注意が必要です。11 月にリリースが予定されている 3.…

Azure Functions でも appsettings.json と User Secrets を使った設定とシークレットの管理を行う

前に設定周りを全て App Configuration と Key Vault に一元化する方法を紹介しましたが、ローカル環境ではデバッグの度に Access Token と値の取り直しが必要になるので、そこそこオーバーヘッドが大きいです。ちなみにデプロイすると起動のタイミングで 1 …

ASP.NET Core / Azure Functions で App Configuration と Key Vault を使って設定を一元化する

アプリケーションが 1 つとかの場合は App Service の App Settings や Connection Strings を使って設定すれば良いのですが、数が多くなったり環境が増えてくると大体管理しきれなくなって破綻する傾向にあります。Infrastructure as a Code の考えで ARM T…

Managed Identity と RBAC を使って Azure Storage をアクセスキー無しで扱ってみる

Azure Storage への Managed Identity と RBAC を使ったアクセスが前に GA しましたが、試してなかったので使い方を確認しました。あとは App Service と User assigned managed identity の組み合わせもちゃんと試してなかったので、折角なので同時に使って…

.NET Core 3.0 で有効化される Tiered Compilation と ReadyToRun について

.NET Core 3.0 の新機能として紹介されている Tiered Compilation と ReadyToRun について気になっていたので、夜なべして調べました。2.2 の例があったので RTM 前に書くのは心配ですが、流石に大丈夫かなと思ったので。*1 Tiered Compilation ufcpp にぃに…

Azure CLI を使って Managed Identity に割り当て済みのロールを確認する

Managed Identity が非常に便利なのでいろいろと使ってしまうわけですが、Azure Portal 上だとリソースに対して割り当てたロールは見れるのに、特定の Managed Identity やユーザーに割り当てたロールが見れないので不便です。権限管理という点では望ましく…

.NET Core 3.0 で WinForms / WPF を使う場合は実行ファイルのパスに注意

WPF

.NET Core 3.0 では WPF や WinForms が使えるようになっていて、配布時には大体 Self-contained かつ Single-file executables としてパッケージングするのが一般的になるはずです。Desktop Bridge を使って APPX / MSIX を作るのに近い形ですが、よりカジ…

Durable Functions v2 を使った非同期 HTTP API の実装と利用

Durable Functions v2 beta 2 で Durable HTTP という機能が追加されました。クリス氏が Tweet で説明しているように、アクティビティ関数無しでよい感じに 202 Accepted のポーリングを行ってくれる便利機能です。非同期処理の開始を 202 Accepted で通知し…