しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Durable Functions のオーケストレーターが失敗したことをキャッチしたい

Durable Functions ではアクティビティが失敗した場合にはオーケストレーターで例外が投げられるので、try ~ catch を使って簡単にハンドリングしたり、アクティビティの実行に CallActivityWithRetryAsync を使えばいい感じにリトライもしてくれます。以下…

Azure SignalR Service の Service Mode 設定による違い

Azure SignalR Service を仕事で少し使ったときに、設定が増えていることに気が付いたので調べたのですが、中の人に聞くまで情報がほぼ無かったのでメモとして残します。そして Serverless mode がかなり良かったので、それの紹介も簡単にですがします。チャ…

Azure Functions v2 でインスタンスメソッドも Function として利用可能に

先週リリースされた Azure Functions Runtime 2.0.12265 からは、インスタンスメソッドでも Function として扱われるようになりました。これまでは静的メソッドしか使えなかったので、モックしにくいとかいろいろ言われていたと記憶しています。リリースノー…

新しい Azure App Service の VNET Integration を試した

App Service の VNET Integration は Gateway が必要となる Point to Site VPN を使っていましたが、去年にプレビュー公開された新しい VNET Integration は Gateway 無しで VNET に参加できるようになってます。新しい VNET Integration については公式ブロ…

Azure Functions Proxies で実現出来ること

前にハッカソンを行った時に Azure Functions Proxies 周りの挙動が気になったので、一通り確認して気になったことを軽くメモとして残します。まずは公式ドキュメントと牛尾さんの Qiita を読めば大体は理解できるはずです。Azure Functions Proxies は名前…

ASP.NET Core の HSTS はデフォルトだと有効期間が短い

ASP.NET Core は 2.1 からプロジェクトの作成時に HTTPS 用の構成を有効化すると、デフォルトで本番環境の場合には HSTS が有効になっています。同時に HTTPS へのリダイレクトも有効になります。デフォルトの HSTS は有効期間が 30 日と短めになっています…

C# と Polly を使って回復力の高いアプリケーションを書く

昔のように高い信頼性を持つオンプレのハードウェア上で動いていたアプリケーションとは異なり、昨今のクラウド上で動いているアプリケーションは障害が発生する前提でコードを書く必要があります。クラウドのハードウェアは毎日どこかで壊れるので、それを…

2018 年の振り返りとフリーランス 3 年目の終わり

今年もあっという間に大晦日になってしまったので、今年やったことや印象深いことを書き出します。脳内の整理としても、書き出しておくのは良いと考えています。 3 年目も無事生き延びることが出来た 今年は祖母と母が亡くなったり、8 月には入院して検査し…

Azure Functions でも HttpTrigger でモデルバインディングを使って楽をしたい

ASP.NET Core MVC だと普通に使っているモデルバインディングですが、Azure Functions の HttpTrigger でも近い形で使えるようになってます。テンプレートでは HttpRequest から自前でパースしてますが、ランタイムに任せることが出来ます。使い方は Core MV…

ASP.NET Core 2.2 で追加された Endpoint Routing と Core MVC での互換性

いろんな場所でちょいちょい話してた Endpoint Routing について調べたので書きます。パフォーマンス改善が目立った ASP.NET Core 2.2 の更新内容としては、唯一 Endpoint Routing は特定のパターンでは Breaking change となります。そもそも Endpoint Rout…