しばやん雑記

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Azure Cloud Services でも Application Insights のフル機能が使えるのか試した

最近の Application Insights は App Service で使われることしか考えられてないのでは、という感じがしていたので Cloud Services でもいろんな機能が使えるようになっているか調べました。

一応 Cloud Services 向けのドキュメントが用意されています。されていますが、コレジャナイ感はあります。

リクエストやパフォーマンスカウンターなどの基本的な情報はもちろん見れるようになっていますが、App Service でも Site Extension のインストールが必要な Profiler や新しめの Snapshot Debugger を確認します。

とりあえず Profiler から確認します。こっちの方が需要が多そうなので。

Profiler

App Service 以外で使うためのドキュメントが一応用意されていました。

Virtual Machines では拡張機能をインストールすれば良いみたいですが、Cloud Services では設定ファイルを弄って再デプロイが必要のようです。

厄介なことに設定ファイルに Instrumentation Key を明示的に書く必要があるみたいなので、環境ごとにキーを変える場合には多少工夫が必要な気もしました。

とはいえ、設定自体はとても簡単で ApplicationInsightsProfiler の Sink を追加するだけです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<DiagnosticsConfiguration xmlns="http://schemas.microsoft.com/ServiceHosting/2010/10/DiagnosticsConfiguration">
  <PublicConfig xmlns="http://schemas.microsoft.com/ServiceHosting/2010/10/DiagnosticsConfiguration">
    <WadCfg>
      <SinksConfig>
        <!-- ↓ を追加する -->
        <Sink name="MyApplicationInsightsProfiler">
          <ApplicationInsightsProfiler>APPINSIGHTS_INSTRUMENTATION_KEY</ApplicationInsightsProfiler>
        </Sink>
        <Sink name="applicationInsights">
          <ApplicationInsights />
          <Channels>
            <Channel logLevel="Error" name="errors" />
          </Channels>
        </Sink>
      </SinksConfig>
    </WadCfg>
  </PublicConfig>
</DiagnosticsConfiguration>

キーの管理場所が散らばってしまうので、この辺りはあまり良くない仕様ですね。

そして Application Insights の Performance ブレードから Profiler を有効にしておきます。App Service の場合はいい感じにやってくれるのですが、それ以外の環境では手動で有効化しないといけないみたいです。

f:id:shiba-yan:20180514003124p:plain

アプリケーションをデプロイ後、しばらくすると Profiler Trace が見れるようになります。

f:id:shiba-yan:20180514003306p:plain

微妙な部分はありましたが、動作としては問題ないことが分かりました。

Snapshot Debugger

基本的には Microsoft.ApplicationInsights.SnapshotCollector をインストールするだけで動くようになりますが、ドキュメントにもあるようにダンプファイルの保存先容量が足りなくなる場合があるらしいので、ローカルストレージを割り当てて使うように設定します。

久し振りに弄るので、この辺りの制約を半分ぐらい忘れてました。

設定したアプリケーションをデプロイすれば、例外が投げられたタイミングで良い感じにダンプを取って Application Insights で確認出来るようになります。

スタックトレースだけじゃなくて変数の値も見れるのが特徴です。

f:id:shiba-yan:20180514003906p:plain

多少制約はあるものの、Cloud Services でも Application Insights が提供している機能は一通り使えるようになっていました。

同様に Virtual Machines でも使えるようになっているはずです。