昨日あたりに Azure Web Apps にも .NET Core 1.0 RC 2 がインストールされたみたいなので、ASP.NET Core 1.0 アプリケーションをデプロイして動かすことが出来るようになりました。
今のところは 32bit ランタイムだけがインストールされているみたいです。
確認したところ、既に MSDeploy と KuduScript を使ったデプロイに対応しているようなので、それぞれ両方ともデプロイして試してみました。
Visual Studio 2015 を使う
Visual Studio を使えば、これまでと全く変わらず「公開」からデプロイできます。途中のダイアログで .NET Core のバージョンを選ぶ部分がありますが、今は 1 つしかないのでそのままにします。
発行ボタンを押すと、ビルドが走ってデプロイが行われます。
デプロイが完了すると、すんなりと ASP.NET Core 1.0 のアプリケーションが起動してきます。
wwwroot 以下を見ると、直下に dll が散乱しているような状態になっていました。これはちょっとイマイチな気がしているので、bin 以下にまとめるとか wwwroot 外に置くなどの処理が欲しい感じです。
とはいえ IIS ではダウンロードできないように設定されてるので、大丈夫のはずですが気になります。
ソース管理を使う
KuduScript が更新されて、ASP.NET Core 1.0 アプリケーション向けのデプロイスクリプトを生成できるようになっていましたので、こっちの方法も実際に試してみました。
とはいえ、特にこれまでとやることは変わらず、作成した Git リポジトリに ASP.NET Core 1.0 アプリケーションを追加して、プッシュするだけになります。
git push を実行すると、ASP.NET Core 1.0 アプリケーションとして認識されて、専用のデプロイスクリプトが生成されていることが確認できます。
初回は必要な NuGet パッケージのインストールや、タスクランナーで必要なパッケージを NPM からインストールしたりするので少し時間がかかります。実際に試したところ 6 分近くかかりました。
デプロイが完了すれば、Visual Studio を使った時と同じようにアプリケーションが起動します。
GitHub などを使っている場合は、自動デプロイの設定を行っておくべきでしょう。圧倒的に便利です。