しばやん雑記

ASP.NET とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Hubot を Azure WebJobs として実行させてみる

昔に Hubot を Azure Web Apps で実行する方法は書きましたが、今では WebJobs として Hubot を実行出来るようになっていると思ったので、実際に試してみました。

そもそも、何故 Hubot を Web Apps で実行したかというと、HTTP を受け付ける必要があったからですね。それが今では WebJobs でも 1 ポートを HTTP 用に使えるようになっているので、これを利用します。

以前まとめた中で HTTP リクエストのパススルーというのがそれです。WEBJOBS_PORT という環境変数で開放されたポート番号が渡されるので、それを Node.js 側に教えてあげるだけです。

折角なので手順を改めてまとめておきます。ちなみにデプロイに関しては今回考慮していません。

Hubot は前回と同じように Yeoman を使って生成します。すると Procfile が Twitter Adapter を使った場合には以下のような内容で生成されます。

web: bin/hubot -a twitter

当然ながら WebJobs では Procfile は使わないので、代わりに新しく run.cmd というファイルを作って、内容を下のような感じで保存します。

@echo off

SET PORT=%WEBJOBS_PORT%
SET PATH=%PATH%;%~dp0\node_modules\.bin

bin/hubot -a twitter

PORT 環境変数は Node.js にポート番号を渡すために使います。そして PATH への node_modules\.bin の追加は CoffeeScript が見つからないエラーになるのを避けるためです。

これで Hubot 側の準備は完了したので、次は Web Apps 側の設定を行っていきます。と言っても Node.js のバージョンと Twitter を使うための設定を追加するだけなので簡単です。

f:id:shiba-yan:20151227235631p:plain

設定しないと古い Node.js が使われるので、WEBSITE_NODE_DEFAULT_VERSION で明示的に利用するバージョンを指定します。現在、Web Apps にインストールされている最新バージョンは 5.1.1 になります。

最後に作成した Hubot を WebJobs として Web Apps にデプロイします。デプロイと言っても、今回は zip で固めて Kudu を使って直接アップロードすることにしました。

f:id:shiba-yan:20151228002819p:plain

保存先のパスで WebJobs かどうかの判別がされるので、間違えないように注意が必要です。

これで Hubot が WebJobs として動き始めます。WebJobs なので Dashboard からログを簡単に確認できるようになり、カスタマイズが簡単になりそうです。

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Twitter Adapter を使っているので、反応するキーワードを呟くと返事が返ってきます。

Web Apps として実行すると 1 つのサイトで 1 つの Hubot という扱いでしたが、WebJobs として実行すると 1 つのサイトに複数の Hubot を載せることも簡単です。

やろうと思えば自動でのデプロイも比較的簡単に可能なので、Hubot の SaaS 的な使い方が出来るようになるかも知れません。会社などの内部で使う分には便利な気がします。