しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

URL Rewrite 2.0 と ARR 3.0 を Web PI からインストールした場合は Hotfix に注意したい

普段からとても簡単なので Web PI を良く使っていますが、こっそりと Hotfix がダウンロードセンターで公開されているケースがちらほらあったのでまとめます。

具体的には Web PI からインストールした URL Rewrite 2.0 や ARR 3.0 に関して、いくつか Hotfix が見つかりました。特に URL Rewrite 2.0 に関してはインストールしておきたい感じです。

残念なことに Windows Update では自動的に更新されるものではないみたいです。

URL Rewrite 2.0

Web PI を使って URL Rewrite 2.0 をインストールすると、バージョンは 7.1.871.0 になっています。

更新日時は 2010 年 6 月とかなり古いです。5 年間不具合なく動作していたかと言うとそういうわけではないようで、KB が見つかっただけでも 2 件ありました。

FIX: Response is corrupted when you configure an outgoing rule in URL Rewrite Module 2.0 for IIS 7.0 or IIS 7.5 - Microsoft Support

URL Rewrite 2.0 leaks memory when an outgoing rule is processed against a multivalue server variable - Microsoft Support

両方とも Outbound Rule を使った場合に発生する問題のようです。

ダウンロードセンターから 2014 年 6 月に公開された Hotfix がダウンロード出来るようになっています。

http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=43129

バージョンが 7.1.1915.0 になっていれば、最新版がインストールされていることになります。

IIS 公式サイトからダウンロード出来るインストーラも最新ではないので、ダウンロードセンターで公開されているインストーラを使うべきでしょう。

ARR 3.0

URL Rewrite と違って ARR の場合は、依存している External Disk Cache の Hotfix が公開されています。

FIX: The host name affinity expires unexpectedly when you enable the External Cache option in Application Request Routing 3.0 - Microsoft Support

これも Web PI で ARR 3.0 をインストールしても最新版が入るわけではなかったので、ダウンロードセンターから手動でインストールする必要がありました。

http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40877

インストールするとバージョンが 7.1.1901.0 になります。

Web PI からインストールする場合には、基本的に最新の Hotfix が当たったものを入れて欲しいですね。