しばやん雑記

Azure とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

Azure Websites のディレクトリ構造が変わっていた件と HttpPlatformHandler がアップデートされていた話

今日 Websites の Kudu を見た時に変更点を見つけたので、そのついでに色々確認しておきました。

個人的には HttpPlatformHandler のアップデートが熱いです。

ディレクトリ構造が少し変更

これまでは C:\DWASFiles\Sites というパスに各サイト用のファイルが保存されていたのが、今日見てみると D:\local というパスに変わっていました。

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これまでは Temp ディレクトリのパスに ~ や # が混ざっていましたが、すっきりしていい感じですね。

環境変数に LOCAL_EXPANDED が追加された気がしました。これを使えば本当のパスを得ることが出来ますが、まあ使う場面はほとんどないでしょう。

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D ドライブにはマシン単位で永続化された部分、ローカルマシンに繋がれた揮発性の部分、ファイルサーバーに繋がったサイト全体で永続化されている部分の 3 つが混ざることになったので、マニアックな使い方している人は注意が必要かもしれません。

HttpPlatformHandler がアップデート

既に IIS 公式サイトで HttpPlatformHandler の新しいバージョンが配布されていましたが、やっと Websites でもアップデートが行われたようです。HttpPlatformHandler については以下を参照してください。

確認したところ、IIS 公式サイトで配布されているバージョンと同じものがインストールされたみたいなので、新機能の processesPerApplication を使って遊べるようになりました。

自分で Java の環境を作るのは心が折れたので、Websites でサクッと試してみました。

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processesPerApplication = 5 を指定しているので、Java のインスタンスが 5 つ立ち上がっています。ApplicationInitialization モジュールと組み合わせると、いい感じにプリロード出来るのではないでしょうか。

プロセスが立ち上がってからは HttpPlatformHandler がラウンドロビンでリクエストを振ってくれるので、不意にクラッシュしたとしてもちょっと安心です。