しばやん雑記

ASP.NET とメイドさんが大好きなフリーランスのプログラマーのブログ

ASP.NET 開発者がチェックしておくべき Build 2013 セッション

Build 2013 も終わったことですし、ASP.NET を使っている開発者ならチェックしておくべきセッションをメモしておきます。

What’s New in ASP.NET and Visual Studio 2013

まずは Scott Hanselman 氏による ASP.NET と Visual Studio 2013 のオーバービュー的なセッションです。

Scott Hanselman 氏と Visual Studio 2013 といえば One ASP.NET の話となるのですが、このセッションで One ASP.NET が意味するところについて具体的に説明が行われているので必見です。

今どきの ASP.NET 開発者を名乗りたいなら、見ておくべきです。

Scaling the Real-time Web with ASP.NET SignalR

次は個人的に大ファンの Damian Edwards 氏の SignalR とスケーリングのセッションです。

これまで自分も SignalR でのスケールアウトに関してはセミナーとかで話してきましたが、開発者からの視点として解説が行われているのは非常に貴重だと思います。「25Hz 以上のレートで通信するのはお勧めしない」「Redis やサービスバスを使うとスループットが悪化する」など、パフォーマンスへの注意点やスケーリングは単純には解決できないことを教えてくれます。

ちなみに後半はスケーリングを行うパターンの紹介が行われています。実際のサービスを開発する際には重要な話となりそうです。

Visual Studio 2013 for Web Developers: Deep Dive

Web Essentials 作者の Mads Kristensen 氏による Web 開発者向けの Visual Studio 2013 の濃いセッションです。

2 日目のキーノートで Scott Hanselman 氏がサクサクと HTML タグを打っていましたが、あれは Web Essentials 2013 の機能で実現しているようですね。他にも Alt+Shift+W で選択したテキストをタグで囲むことが出来たりと、開発者から直接テクニックを教えてもらえるのはありがたいです。

そういえば、Visual Studio 2013 からは Cassini と FrontPage Extension が無くなったらしいです。まだあったんだ。

ASP.NET Web API 2 – Web Services for Websites, Modern Apps, and Mobile Apps

ASP.NET Web API 担当の Daniel Roth 氏による Web API 2 の新機能紹介セッションです。めちゃくちゃ濃いです。

もう Web API は毎回、機能追加が多すぎてお腹いっぱいという感じです。属性ベースのルーティングや OWIN 対応、テスタビリティ向上、バッチリクエスト、OData、OAuth 2.0 と早口になるのが仕方ないボリュームです。スライドもデモも非常に丁寧なので、Web API に興味ある方はチェックをおすすめします。

気が付いてなかったんですが、ASP.NET Identity としては Microsoft.AspNet.Identity が追加されていますね。そして Microsoft による Owin の拡張として、OAuth などを使った認証を提供する形になったようです。*1

そしてさらに OAuth 2.0 を自分の API に組み込むことが出来るようになり、実際に SPA テンプレートに OAuth 2.0 の実装が入っているので要チェックです。

*1:今までは WebSecurity クラスとして提供されていた