しばやん雑記

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ASP.NET MVC 3 開発入門 (21) - 自動的に作成されたテーブルを確認

ASP.NET MVC 3 開発入門 - インデックス

今回のアプリケーションはデータベースを Entity Framework 4.1 コード・ファーストを利用して作成しましたが、実際にコードファーストで作成したテーブルがどのようになっているか確認を行いたいと思います。

データベースとしては SQL Server Compact 4.0 を利用していますので、Visual Studio 2010 でテーブルを表示するためには「Microsoft Visual Studio 2010 SP1 Tools for SQL Server Compact 4.0」が必要になります。インストールされていない場合は Visual Studio 2010 SP1 をインストールしている場合は、ソリューションを閉じて再度開きなおせば Web PI が起動して不足しているコンポーネントが自動的にインストールされます。

それではサーバエクスプローラを表示して、「データ接続」を右クリックして「接続の追加」をクリックしてください。

すると以下のようにダイアログが表示されますので、データソースとして SQL Server Compact 4.0 を選択して「続行」をクリックしてください。

さらにダイアログが表示されますので、参照をクリックして、プロジェクトの App_Data ディレクトリ内にある拡張子が .SDF ファイルを選択してください。これが SQL Server Compact 4.0 のデータベースファイルになります。

選択後、OK をクリックすると「データ接続」に今追加したファイル名の項目が追加されます。ツリーになっているので展開していくと、テーブルやカラムの一覧が表示できるようになっています。

今回、テーブルとして作成したのは Comments, Tags, Videos テーブルだけですが、実際には EdmMetadata、VideoTags テーブルが作成されています。EdmMetadata テーブルはモデルクラスのハッシュ値を保持しているテーブルで、モデルクラスに変更があった時に自動でテーブルを作り直すために用意されています。
そして VideoTags テーブルは Video クラスと Tag クラスの関係を思い出していただければわかると思いますが、多対多の関係になっているので中間テーブルが必要となってきます。Entity Framework によって自動的に作られた中間テーブルがこの VideoTags テーブルとなっています。

テーブルに格納されているデータなども、テーブル名の右クリックメニューから項目を選択すると、以下のように確認することが出来るようになっています。

Visual Studio 2010 と SQL Server Compact 4.0 を利用すれば、データベースを利用するアプリケーションのデバッグが簡単に行えることがわかっていただけたと思います。
次回からはいよいよ作成したアプリケーションを公開していきたいと思います、お疲れ様でした。